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カメムシ駆除|寄せ付けない対策と駆除方法
強烈なニオイを放つ不快な虫として知られるカメムシ。洗濯物や布団に付いたり、網戸に大量にくっついていたり、なぜか秋に見かけることの多いカメムシはどうしてあんなにもくさーい独特なニオイを出すのでしょう。
強烈な悪臭でカメムシのニオイを嗅いだことのある人はトラウマになることも…。
そして驚きなのが、カメムシは自分のニオイでショック死してしまうらしい!
そんなカメムシの意外な生態と上手に駆除する方法をご紹介していきます。
目次
カメムシはなぜ臭いにおいを出すの?
カメムシはいつでも臭いニオイを出している訳ではありません。ジッと止まっている時にはニオイはしません。
動きもそんなに活発ではなくその場所にしばらくいる…そんな印象がありますが、カメムシは、常にあのニオイを放つ訳ではなく、身の危険を感じると臭いニオイとなる液体状の分泌物を放出します。捕まえたり刺激するとそんな分泌物が私たちを不快にさせるのです。
日本には約1300種類もの種類が生息しているカメムシ。なかには臭いニオイを放たないカメムシもいます。
よく家に出現する黄緑色や茶色いカメムシ
・クサギカメムシ
・マルカメムシ
・アオクサカメムシ
その他
・ホオズキカメムシ
・チャバネアオカメムシ
・ツヤアオカメムシ
・ミナミアオカメムシ
・スコットカメムシなどがいます。
なぜ大量に発生するの?
スギやヒノキの実が好物なカメムシが大量発生する原因は、花粉が多い年に大量発生する傾向があるようです。
スギやヒノキの花粉が飛んだ後にできる実を食べてたくさんの卵を産み付けると言います。
カメムシの大量発生は花粉の量に左右するなんて驚きです。
そして秋に大発生するカメムシは晴れた日に越冬場所を求めていっせいに移動し、夜行性で蛍光灯の光に引き寄せられる習性があります。
9~11月にかけての秋頃に大発生して、街灯や建物の玄関やベランダ、エレベーター、部屋の電気などの明かりに引き寄せられて電球周辺の壁や窓ガラスに集まります。
カメムシの特徴
・産卵時期は4~7月頃
・真冬以外は一年中現れる
・9月頃の晴れた日に現れる
・9~11月にかけての秋に大発生
・集団行動を好む
・白っぽい色・光を好む
洗濯物に付くカメムシ
日本全般に生息するカメムシは暖かな日当たりの良い場所を好んで白っぽいものや明るい光を好む習性があります。
多く発生しやすい秋頃には、洗濯物やシーツなど白色の衣類、Tシャツやワイシャツ、靴下などにくっついていることが多いです。
洗いたての洗濯物に強烈な臭いを放つカメムシや、虫が付くのはとても不快で、尚且つカメムシのくさ~いニオイが付くと二度洗いしたくなるほど、迷惑な害虫でもありますね。
洗濯物に付着したまま取り込んで室内に侵入して、悪臭や知らぬ間に卵を産み付けることもあるので、この時期の洗濯物をしまう際にはチェックしましょう。
カメムシが餌にするもの
カメムシは広食性で野菜や果物などの作物を吸汁する害虫。
スギやヒノキの実を好物としますがミントやハーブ系には付きませんが広食性です。
野菜類では、ナス、ピーマン、トウモロコシ等。えだまめ、大豆などの豆類、ナシ、ブドウ、モモ、カキ、リンゴ、レモン、ミカンなどの柑橘類や果樹類。多くは作物や果物を食害する害虫ですが、スギ、ヒノキ、ブナなども餌にしています。
カメムシを寄せ付けない対策
お庭の雑草除草作業をする
春に雑草が生い茂っているとカメムシは葉の裏に大量の卵を産み付けたり、栽培や育てた植物にも被害が発生します。農薬を使用して駆除対策や、カメムシ類の飛来や繁殖防止するために、周辺のイネ科の雑草を取り除きましょう。日頃から除草しておくと様々な害虫の発生も防ぐことができます。
建物の隙間や網戸の補修と忌避剤
カメムシは明るい場所を好み、窓ガラスや網戸などにもへばり付いています。
わずか2~3㎜程度の隙間からも侵入するため、窓のサッシに隙間テープを貼ったり、破れた網戸であれば補修しておきましょう。
寄せつけないためのピレスロイド系の忌避剤を網戸や窓ガラスにスプレーをしておく方法もおすすめです。
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洗濯物や布団に付いたカメムシに駆除剤
カメムシが付いた状態で発見したら、ガムテープなどの粘着テープで捕獲して、ニオイを出される前に仕留めます。
しかし、複数いる場合には一度に捕まえるのは困難な場合は、衣類や布団にも安心して使える冷却スプレーを試してみましょう!
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寒さにも弱いカメムシの弱点を利用して冷却成分を吹きかけることでニオイを出すスキを与えない!
殺虫成分の含まれていない冷却スプレーは、屋内でも安心して利用できる優れものです!
小さいお子様やペットがいるご家庭など殺虫剤を使いたくない方にも冷却スプレーはおすすめです。
カメムシが付いた衣類が気になる方は、界面活性剤を使った一般的な洗剤で再度洗い直せば、ニオイも問題なく落ちるでしょう。
また洗濯物を干したら「カメムシが付いちゃうかも・・・」と心配な方は、カメムシが頻繁に発生している時期はなるべく部屋干しで様子をみましょう。
発生予防のために事前にお庭のお手入れをするなどして寄せ付けにくい環境にしておくことも大切です。
田畑や森林からいっせいに移動してくるカメムシの大群。ご家庭でカメムシを防ぐために、庭のお手入れ・窓を開けない・隙間を塞ぐ・電気を消す・忌避剤を撒くなどの対策で被害を抑えましょう。
被害が毎年のように続く時には、プロによる専門の業者にお願いすると様々な害虫被害の予防にも繋がるでしょう。
カメムシに触ってしまったら
カメムシが衣類などの洗濯物にくっついていたことに気付かずに触ってしまったり、直接皮膚についてしまった場合、軽い皮膚炎を生じる場合があります。
触れた手で目や鼻、口を擦ったりしないで、すぐに石けんで洗い流しましょう。
カメムシの分泌物は油に溶けやすいので、放たれたニオイを取り除くためにサラダ油などをなじませてから石けんで洗うとニオイが消えやすくなるそうです。
秋に活動する害虫
秋頃に多く発生するカメムシへの対策をご紹介しましたが、同様の秋頃の時期には他にも様々な害虫がやってきます。
夏が終わり、秋にも活動する昆虫たちを知っていますか?
くさいニオイを放つカメムシよりも
最も危険な害虫にもご注意ください!
・蚊(カ)
・蜂(スズメバチ)
・毛虫(チャドクガ)
・ムカデ(百足)
・セアカゴケグモ
・ダニ(イエダニ・ツメダニ)
・マダニ
危険な毒を持つ昆虫や、刺したり噛んだり吸血する危険な害虫被害で皮膚炎やアレルギー症状、アナフィラキシーショック、感染症などを引き起こす危険な虫たちもいます。これらの害虫も家の中に侵入される危険があるため、それぞれにきちんと対策しておくと安心です。
「自分では駆除するのは難しい…」
駆除にお困りの際は、プロの駆除業者に依頼して徹底駆除を任せましょう!
まとめ
嫌なニオイを放つカメムシは、嫌われものランキングに入るほどの不快な害虫。
日中の天気の良い日には、洗濯物につくカメムシ被害を避けるために寄せ付けない対策と共に、いざという時のために冷却スプレーを用意しておくと安心ですね。
洗濯物を取り込む際には室内に持ち込まないようしっかりチェックしましょう。
そして、ニオイを出す以上に厄介な害虫・刺されると危険な害虫への対策も行っておきましょう。
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