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危険な蜂の種類と特徴は?ハチ対策と駆除方法について
自宅や庭などで蜂が飛んでいたり、蜂の巣ができてしまったりしても、不用意に近づいたり、刺激を与えてはいけません。人間にとって無害な蜂も多く存在しますが、危険性の高い蜂も存在します。
今回の記事では、危険性の高い蜂の種類と、見かけた場合の駆除方法について紹介します。
目次
危険な蜂ってどんな蜂?
日本には4,200種類以上の蜂が生息していると言われています。
実はその大半は、人を刺さない無害な蜂です。
人を指す危険性の高い蜂は、大きくわけて下記の3種類にわかれます。
- スズメバチ
- アシナガバチ
- ミツバチ
これらの蜂は例え1匹でも、見かけたら注意が必要です。
巣づくりをする準備段階で、多くの蜂が近くに飛んでいるかもしれません。
危険性の高い蜂の種類と特徴
主な蜂の種類
スズメバチ | アシナガバチ | ミツバチ |
活動時期:5月~11月 | 活動時期:4月~10月 | 活動時期:1年中 |
体:オレンジ系 | 体:黄色系・細身 | 体:黄色系・ずんぐり太め |
凶暴・攻撃性が高い | 穏やか・攻撃性が低い | 攻撃性低い |
キイロスズメバチ | キアシナガバチ | 二ホンミツバチ |
コガタスズメバチ | セグロアシナガバチ | セイヨウミツバチ |
オオスズメバチ | フタモンアシナガバチ | |
モンスズメバチ | コアシナガバチ |
スズメバチ
人を刺す蜂の中でも、攻撃性が高く危険度が高いのがスズメバチです。
スズメバチは家屋周辺、屋根・軒下・床下・土の中にも巣をつくるので、建物・人への被害が最も多い蜂です。
スズメバチは春から秋口にかけて活動します。
特に6月~10月頃は凶暴で攻撃性も高くなり、巣も成長し大きくなっているので蜂の数も増えています。
スズメバチの1年の行動
4月~6月:女王蜂が巣づくりをスタート
6月~7月:産卵・養育・羽化の時期、働き蜂が増加
7月~10月:巣が完成に近づく時期で働き蜂の活動、繁殖のピーク
※秋はスズメバチの攻撃性が高まる危険度の高い時期
10月~3月:新女王蜂のみ冬眠・越冬
アシナガバチ
アシナガバチは穏やかで攻撃性の低い蜂ですが、毒性を持つため注意が必要です。
大人しいアシナガバチも、巣や身を守るために威嚇しながら刺してくる場合があります。
家屋の玄関付近、ベランダなど、人が生活する場所に巣を作り、その見た目からも不快や危険性を感じさせます。
アシナガバチの活動は6月頃から活発になりますが、春先など早い時期にも見られます。
飛び方は足をだらりと下げたような姿で、動きは鈍いのが特徴です。
アシナガバチの巣は、巣穴が丸見えのおわん型・シャワーヘッド型をしています。
⇩実際の写真
アシナガバチは人に攻撃はしてこなくても、目につきやすい所に巣をつくるため、
「窓から室内に入り込んでしまう」、「恐くて窓を開けれない」、といった蜂被害の声が相次いでいます。
安全性を考え、巣が大きくなる前に駆除することをおすすめします。
ミツバチ
ミツバチも毒性を持っていますが、安全と言えるほど穏やかな性格です。
よほどのことがなければ人を刺すことはしません。
ミツバチは1年中活動している種類の蜂です。
春先になると野花や庭先の植物の密を求めて活動します。
時々、建物や庭先、軒下、屋根裏、木の枝など思いがけない場所にミツバチの群れが集まっていることがあります。
刺激を与えなければ攻撃してくることはありませんが、群れでいる場合は安全性を考え駆除することをおすすめします。
蜂駆除で抑えたいポイント
駆除する前に…安全を確保
防護服を着用はもちろんですが、近隣や歩行者などへの安全性を考慮した上で作業する必要があります。
通行人の多い場所では、通行者の少ない時間帯を選び、状況によって付近を封鎖して作業する必要があります。
働き蜂が巣にいる時間帯に駆除
日中は巣から離れ、働き蜂は活動しているため、活動を終え巣に戻ってきている夕方以降に行うと良いでしょう。
殺虫スプレーを巣穴に一斉に吹きかける
慌てず、手際よく、速やかに、一斉に専用薬剤スプレーで蜂の動きを抑え込みます。
巣から大量に出てくる危険を避けるため、巣にいる蜂から優先的に駆除しましょう。
異変を察知して巣に戻ってくる働き蜂にも、専用薬剤スプレーで動きを抑え込みます。
使用する専用薬剤スプレーは、蜂の数や巣の大きさによって足りなくなってしまう場合もあるため、予め2~3本用意しておきましょう。
蜂の動きが完全に止まってから巣を撤去
巣を撤去する際、ほとんどの蜂の動きが止まってから速やかに巣を撤去します。
ゴミ袋へ捨てる際は、毒針に注意しながら新聞紙などに包んで処分しましょう。
蜂の巣は燃えるゴミの日に処分することができます。
戻り蜂にも注意
巣が撤去され、居場所をなくした蜂が戻ってくるためしばらく注意を払いましょう。
蜂の駆除には注意しよう
場合によっては蜂に刺されると、命の危険が伴う恐れがあります。
家の周辺で蜂の巣を見かけたら、近づいたり、刺激したりしないよう気を付けましょう。
蜂の巣の駆除をお考えの方は、まず巣の大きさに注目してください。
作り始めの小さな巣であれば、比較的駆除しやすいでしょう。
しかし小さな巣でも、油断禁物です。
巣の大きさに比例して蜂の数は多くなりますが、巣の中に思った以上の蜂が潜んでいる可能性があるため細心の注意を払ってください。
また蜂の巣の撤去は、多くの蜂が攻撃してくる危険のある作業です。
足元を取られ落下する危険や、蜂に刺される危険性を想定した上で身を守るための準備が必要です。
飛んでいる蜂を駆除する際は、巣がどの辺りにあるのか事前に確認しておきましょう。
近くの巣から仲間が一斉に攻撃してくる危険性もあるので、巣の場所を把握しておくことも重要です。
女王蜂が活動する春に駆除するのがおすすめ
暖かな4月~6月頃はスズメバチ・アシナガバチなどの女王蜂が一匹だけで巣づくりに励んでいる時期です。
多くの働き蜂が誕生する前のこの時期は比較的、駆除しやすい時期でもあります。
目安として4~6月頃の巣は15cm未満であることが多いです。
小さい巣でも安全のために、防護服を着用して駆除しましょう。
蜂の巣の特徴
作り始めの巣
4~5月頃に女王蜂一匹で巣を作ります。
作りはじめの巣の大きさは約4~6m、10㎝以下ほどです。
巣には女王蜂だけの可能性が高く比較的駆除がしやすいでしょう。
しっかり準備をすれば自分で駆除も可能です。
作りかけの巣
作りかけの巣は、卵が孵化して、働き蜂が誕生。
働き蜂が巣作り活動を始める時期です。
5~6月頃の巣の大きさは10~20㎝前後になります。
作りかけのスズメバチの巣はフラスコを逆さまにしたような形。
蜂の巣の大きさに比例するように働き蜂が増加、危険度も変わっていきます。
10cm以上の大きさになっていたら危険な時期であると判断しましょう。
働き蜂が急激に増えるので、自分で行わず専門の業者に依頼することをおすすめします。
完成している巣
6月~7月以降、急激に大きくなり、ほぼ完成された巣には、およそ数十から数百匹以上の働き蜂が活動しています。
9~10月以降、攻撃性が非常に高まる時期は、近づいたりせず、速やかに駆除屋さんにお願いしましょう。
※ミツバチは女王蜂と働き蜂が共同で巣作りするため、女王蜂一匹だけでは巣作りしません。
蜂の駆除は誰に任せる?
危険な蜂の駆除は、慣れていないと刺されたり、高所作業では転倒して怪我をしたり、近隣にまで飛んで影響を及ぼす恐れがあります。
細心の注意を払い、被害の状況に合った安全性の高い判断で対策をしましょう。
自分で退治する方法…
注意点をしっかり把握した上で、市販の殺虫スプレーなどで速やかに駆除しましょう。
危険性が高い蜂の駆除はおすすめできません。
駆除業者に依頼する方法…
迅速に対応してくれる安全に駆除してもらいましょう。
経験や知識を学び得たプロにお願いするとより安全であり安心です。
放っておく方法…
建物周辺や人が近くを通る場所では、巣を放っておくことは大変危険です。
「近づかなければ大丈夫」と油断していると、種類によっては巣が大きくなり蜂の数が増え、危険性が高まることもあります。
被害の状況や環境を見据え、安全性を考えた適切な対処法で解決させましょう。
自分で退治する場合と、業者に依頼する場合のメリット・デメリット
自分での駆除・業者に依頼する方法でのメリットとデメリットで比較してみましょう。
蜂駆除 | 自分で作業 | 業者に依頼する |
メリット | ○費用を安く抑えられる ○市販の薬剤は簡単・便利 ○自分のタイミングで作業できる ○知識が身につく | ○建物や被害に応じた施工 ○自分での用意がいらない ○駆除・防御効果が発揮できる ○作業での安全性が高い ○ネットで依頼がすぐできる |
デメリット | ×知識が無いと結果が出ない ×高所作業での危険性 ×薬剤・防護服などの購入 ×刺される危険性が高い ×駆除が難しい | ×費用が高い ×依頼の手続きが面倒 ×業者選びが面倒 |
危険な蜂の駆除は、業者に依頼するのがおすすめ
自分で退治する場合と、業者に依頼する場合のメリット・デメリットを紹介しましたが、とはいえ蜂は危険なので業者に依頼することをおすすめします。
特に、近くを通っただけでも攻撃してくる可能性の高いスズメバチは自分での駆除はおすすめしません。
スズメバチに刺されたら最悪の場合、アナフィラキシーショックを引き起こし、死に至ることもあります。
経験を積み、知識を学んでいる専門の業者でもスズメバチの駆除は最新の注意を払っているほどです。
またの巣は屋根に近い高所作業では、梯子や脚立などが必要なケースも多いです。
看板など届かない場所に巣を作られた場合は、高所作業車が必要になることもあります。
害虫駆除の業者なら、安心・安全な駆除はもちろん、高所の駆除も対応可能です。
「蜂の退治」、「巣の撤去」、「死骸処理」全てを一括して行ってくれます。
まとめ
蜂は雨風しのげるような空間、軒下・天井裏・壁の中(断熱材)・戸袋・換気扇のダクト・石垣や植え込みの中など様々な場所に巣をつくります。環境の変化によって、発生する時期は異なりますが、巣の大きさを確認のもと、安全な駆除方法を選びましょう。
何より安全な駆除を行い、刺される被害が発生させないためにも一日も早く解決しましょう!