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鳩(ハト)駆除と専門家のおすすめ対策
公園や神社など身近な場所で見かけるハトですが
実は、私たちの暮らしに様々な悪影響を及ぼす恐れのある「害鳥」であることをご存じですか?
鳩(ハト)によるフンに悩まれている方、巣を作られ住み着いてお困りの方。被害を防ぐためにどんな方法で解決させたら良いのか方法がわからない方も多いのではないでしょうか。
こちらのコラムでは、鳩が与える被害と駆除対策について専門家が解説します!
・自分で解決させる方法
・駆除業者にお願いする方法
どちらの方法を判断すべきかについて解決策もご紹介していきます!
害鳥駆除におすすめな方法と鳩の被害の注意点にも注目しながら、是非参考にしてみてください。
目次
こんな場所で鳩(ハト)被害が起きてます!
高層ビル、高層マンション、ホテル、戸建住宅の屋根の他、店舗などの看板・エアコン室外機の裏などの隙間や屋根や壁に囲まれた空間など様々な場所に巣をつくります。
一般住宅によるハト相談ではベランダの室外機の裏・太陽光パネルの隙間に巣を作られる被害が最も多いです。
ハトが巣を作り頻繁にやってくる…。
大量の糞で汚される。
ベランダに洗濯物が干せない。
お庭や外観もフンまみれ…。
見た目が汚くなり印象が悪い。
そんなハトのフン害で衛生面や健康面を心配される方も解決を目指すために鳩の特徴や習性・法律に関係する駆除について学んでみましょう。
ハト駆除対策の必要性について
ハトの糞害は見た目の不快感だけでなく病気に掛かる恐れもあります。
フンによって健康被害・美観を損ねる他・機械の故障・悪臭・ダニの発生など様々な問題が起こるためハトを追い出し寄せ付けないための駆除を行う必要性があります。
野生の鳥を駆除するのは「かわいそう・・・」そんなお気持ちを抱いてしまいますが放置してしまうと暮らしに大きな影響を及ぼす恐れがあります。
まず一つ目の問題は、フンが乾燥して空気中に舞い鼻・口・目に入ることでアレルギーや感染症などの健康被害を及ぼしてしまう恐れがあること。
被害に遭われたお宅では、鳩を追い払っても帰巣本能があるため一度気に入った場所には何度も戻ってきます。
フン清掃を行っても被害が繰り返されることで鳴き声やたくさんのフンに悩まれ大きなストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。
なかなか解決方法がわからないなどの悩みも多い害鳥被害は、的確に安全な方法で駆除・防除しなければハトは長く居座り被害も悪化していきます。
そのため、被害の起きている場所や状況によっては、ハトの駆除対策は必要であると言えるでしょう。
ハト駆除する前の準備とは?
個人でハト駆除を行おうと考える方も多い
ハト被害には注意すべき法律があります。
知らずに「ハトを捕まえた!」という行為は
法律違反になることもあります。
ハトを駆除する前に、ある程度の情報を学び、必要なものを揃え準備しましょう。
国の法律を理解しておく
まずはじめに大切な法律を知っておく必要があります。
鳩の被害に悩まされている方は、すぐにでも鳩を追い出し駆除したいと思うもの。
しかし、何の準備も確認もせずに駆除することは、ケガや病気に繋がり、更には法律に違反する場合があります。
鳩を駆除するためには入念な準備と確認が必要です。その準備とは、どのようなものが必要になるのかを解説します。
法律「鳥獣害保護法」
鳩を駆除する前に把握しておくべき
重要な法律です。
鳥獣害保護法とは・・・「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」
鳥獣の保護を定められた法律であり、ハト、カラス、ムクドリ、スズメなど身近に生息する鳥獣等も同様です。
この鳥獣保護法は、許可なく自然環境で生息する鳥類や鳥獣とされるハトの捕獲、巣にいる卵や雛の捕獲や採取、飼育、殺傷などはしてはいけません。
許可なく勝手に捕獲やケガを負わせてしまうことも禁止されたものです。
鳩の駆除の際、巣の撤去では雛や卵がある場合巣を壊したり雛や卵の移動や殺傷することは原則禁止されています。
ハトを勝手に捕まえたらどうなる?
例え家に被害を与える害鳥のハトであっても、勝手にハトを捕まえることは法律違反です。
法律違反となった場合には100万円以下の罰金、又は一年以下の懲役を科せられます。
国で保護された鳥獣であるため、自宅で被害に合われていた場合であっても許可なく勝手に捕まえたり、傷つけることはできない鳥獣保護法を守った上で駆除を行う必要があります。
許可を取ればハトは簡単に捕まえられる?
許可を取れば捕まえて良いのかという質問もありますがご自分での捕獲は簡単なものではありません。
一般的に、駆除業者にご依頼の場合でも捕獲ではなく追い出す方法としてご案内することがほとんどです。
ハト駆除でプロが行う防止対策でもなかなか解決できない場合や、やむを得ない場合での捕獲・処分は様々な基準を基に手続き申請が必要となります。
一般的な駆除では捕まえることがメインではなく、追い払い、侵入防止対策を行う駆除がメイン作業となります。
ハトや鳥獣の捕獲では、原則として狩猟免許を保有している方に許可されるため狩猟免許がない場合、審査待ちによって日数が掛かる場合があります。
捕獲許可申請では必要書類も多く、審査に日数もかかるため、許可証が発行されるまでに2~3週間ほどの時間がかかる場合があります。
捕獲しなければならない場合には、まず役所への申請が必要です。
書類様式は各自治体によって異なるため、事前に確認してみましょう。
申請不要の安全なハト駆除で解決
上記でご紹介したように、環境や被害の状況によってあらゆる対策では改善されない場合を除いては安全な追い出し、ハトを直接傷つけることなく追い払うことが解決させる目的です。
捕獲をせずに、追い出し、被害に合われた場所の施工方法によって再び侵入させない・よせつけない対策を行い被害を改善させることができます。
複雑で手間のかかる手続きを避けたい方、駆除するまで期間を空けていたくない方、許可が認められるかわからないとお考えの方は専門の駆除業者に依頼すると予防対策として適切な処置を行ってもらうことができます。
ハトの習性と特徴を把握する
郊外などで見かける鳩は、人懐っこい印象と可愛らしい姿を思い浮かべますがあの姿はエサを調達する時に見る姿です。
ハトは縄張り意識が高くて執着心の強い鳥です。
そのため被害が深刻化するねぐら(巣)にも
強い執着心を持つため排泄したフンにも安心感を得ながら住み着きます。
縄張りとして認識しているエリアに近づいてくる敵とみなした人間にも時として攻撃性をむき出し鋭いくちばしや爪でケガをしたり群れで襲ってくることもあるのでケガをしないよう注意しましょう。
ハトを駆除する前に確認しよう
個人で駆除する場所は、おそらく自宅のベランダなどが被害の中で最も多い場所です。
非常階段・ボイラー室・屋根・太陽光ソーラーパネルなど様々な場所で営巣する鳩ですが広範囲で被害が深刻な場所では個人での駆除が難しくなっていきます。
巣には卵や雛がいないか確認しよう
目視で確認できる場所では巣に飛び立つことができない卵や雛はありませんか?
そのような場合には駆除はストップ!
雛や卵が巣立つまで待ちましょう。
自力で飛び立つことのできない鳩には手出しすることはできません。
高所や危険な場所でないか確認
屋根や外壁、足場や脚立が必要な場所では危険が伴います。ご自分でできる範囲で解決させるには非常に難しく危険です。
ハトが頻繁に飛来する場所は、近くに巣があると考えられますがケガや落下する危険がある場所では十分に注意し予め作業の準備をしましょう。
ハトは人が近づけば離れていきますが、巣で卵をあたためるハトは卵を守るために逃げていかないこともあります。
その場合、卵が巣立つまでそっと見守り、巣にヒナがいなくなったら巣の撤去を行いましょう。
ハトが居座る場所によって確認も難しくなるので、ご自分でできる範囲でハトの様子を確認したら駆除依頼をご検討しましょう。
最も被害の多いベランダのハト駆除
日常生活でも利用するベランダでのハト駆除ではハトの一時的な追い出しは可能です。
最も早く解決したいのはハトのフン害ですね。
ハトの駆除について注意点やハトの特徴など把握できたらできる範囲で作業準備しましょう。
鳩駆除で必要なモノを用意する
フン清掃
マスク・ビニール手袋 ・ゴーグル・長袖・長ズボン ・服装・長靴・ほうき・ちりとり ・ブラシ・雑巾・ゴミ袋・新聞紙 ・ぬるま湯・バケツ・ヘラなどあると便利。 ・エタノールなどの消毒液 (場所によって足場・脚立の使用は十分に注意してください) |
侵入防止用具(ベランダ向け)
・飛来防止・防鳥ネット(鳥よけネット) ・剣山(スパイク) ・忌避剤 ・設置工具となるフック ・接着剤・シリコンなど |
ハト駆除の実践
それではハト駆除の準備が整ったらいよいよ実践しましょう。準備した知識や特徴を踏まえ安全かつ確実にハトの駆除を行いましょう。
以下では、鳩の捕獲や傷つけることなくハトを追いはらう方法、申請不要の有効的な駆除方法をご紹介します。
忌避剤を使う
忌避剤はハトが嫌がる臭いや味が含まれた成分をハトのいる場所に設置させ追い払う方法です。」
ベランダなどに住み着き頻繁に飛来してくる場所に設置させることで近寄りたがらなくなる効果があります。
忌避剤だけでなく他の対策方法と取り入れながら併用させて効果が見込まれます。
環境によって適切な使用方法もあるため、対策にお困りになったらプロに相談してみましょう。
巣の撤去をする
巣の撤去を行う際、事前に、巣にはヒナや卵がない空っぽであることを確認しましょう。巣にヒナや卵がなければ捕獲許可証は不要です。ヒナや卵がいる場合は捕獲許可証の手続きが求められます。
捕獲許可証があっても、殺傷ではなく許可証の認定条件を遵守して、ヒナや卵を傷つけずに移動するように巣の撤去を行いましょう。
巣となる木の枝を集めた巣には、多くのダニや寄生虫がいるため素手で行わずにビニール手袋を付けましょう。
糞が大量!
フン清掃について以下にてご紹介します!
ハトのフンで感染症?!
鳩のフンや羽毛には、雑菌やウイルス、様々な病気を引き起こす病原菌が潜んでいます。
代表的なクリプトコッカス症、サルモネラ菌による食中毒といった症状やアレルギー症状を引き起こす場合があるためマスクやゴーグルなどを付けるなどして感染に注意しながらフン清掃をしましょう。
素手による作業では、傷口から菌が入ったりすることで炎症を起こす恐れもあります。
鳩の糞が乾燥すると風やほうきで掃うと空気中に細かく舞い散り、鼻や口に入ってしまうと危険な感染症を引き起こす危険があるのでマスクを付けないまま清掃作業は危険です。
また、鳩のフンだけでなく鳩の体にもダニやノミなどの寄生虫が寄生しているため肌の露出なども避けましょう。
自分で駆除するのが難しい時
ご自分でこまめなフン清掃はできても、追い払って侵入できないように設置する作業はとても難しい…
そんな時にはプロにおまかせすることが安全であり設置効果も期待できます。
プロならではの侵入防止作業では素人では難しい場所においても丁寧かつ迅速に対応してもらうことができます。
ハトを寄せ付けない予防対策
以下はプロも実際の鳩駆除施工の際に行う方法です。被害が出ている場所や環境を配慮しながら以下の方法で被害を防ぐ対策を実際に行っています。
被害の状況や建物の構造によって施工が異なる場合もありますが一体どんな方法で鳩対策してくれるのかをご紹介します。
剣山(スパイク)設置対策
多くはベランダの手すりや室外機の上などに剣山を設置させてハトが止まらないようにする対策方法です。
鳩専用の剣山には樹脂製や金属製がありますが、鳩にとって脅威となる金属製を使用しましょう。鋭いピンなので落下などないようしっかりと固定させなくてはなりません。
防鳥ネット(ハトよけネット)対策
ハトの侵入を物理的に防ぐために対策場所、ベランダ全面に侵入できなくなるように設置させる方法です。
ベランダ、庇の下などピンポイントに設置することができる防鳥ネットですがただ付けるだけでなく隙間なく設置することが重要です。
市販でも購入でき自分で設置することもできますが、取れやすくなってしまったりなかなか効果が得られないこともあります。
高所作業となり全面に設置させる作業が難しく、危険な作業となるため設置だけの作業をプロに依頼する方も多くいらっしゃいます。
忌避剤を設置
追い払う際にも利用する忌避剤は寄り付かせない予防策としても効果的です。
忌避剤を設置させることで近寄りにくくする効果が期待されますが帰巣本能のあるハトには忌避剤だけでは効果が得られにくい場合もあります。
他の対策を取り入れながら忌避剤を使用して侵入防止させましょう。
ハトの糞掃除
大まかなものから掬い取り速やかにゴミ袋に入れ処分しましょう。
こびりついたフンにはぬるま湯を使ってヘラなどで取ると簡単です。
ブラシで磨くのは最後にしましょう。
フンがまだあるうちに水を撒いたりすると排水口に流れず根詰まりを起こしてしまうためしっかり取り除いてから水を撒いて磨きましょう。
定期的に水撒きをしながら荷物を増やさずお掃除しやすいようにしておきましょう。
太陽光ソーラーパネルにハトの巣
近年増えつつある屋根の太陽光発電ソーラーパネル。ソーラーパネルの隙間に巣を作られてしまう被害が多くなっています。
屋根は普段は確認することができない場所では、庭先や外観にフンが目立つようになりハトの数が増えた頃、日数が経って被害に気付かれる方も多くいらっしゃいます。
屋根が頻繁にハトが集まり洗濯物への被害や外壁の汚れ、フンがあちこちにされることで精神的にも不快な思いをする他、機械の故障などの心配にも繋がります。
いち早く鳩被害を解決しよう!
ハトの被害は放置してしまうと益々被害が悪化していきます。一年中活動するハトは季節問わずに繁殖することができるため個体数も増え、特にフン害は増すばかりです。
大切な住まいやご家族の健康被害を避けるためにもいち早く解決させましょう。
まとめ
なるべく独自で解決しようと様々な駆除対策を行うことができるハト駆除(鳥よけグッズ)用品も市販で販売されています。
環境や建物の構造、被害の状況によっては解決できないと悩まれる方々のためにプロの害鳥駆除業者が各地で活動しています。
一日でも早く安心した暮らしが送れるよう迅速に対応してくれる専門の駆除屋さんに任せてみてはいかがですか?コストを抑えた方法で親切丁寧な業者に依頼すれば安心・安全な施工でハトのお悩みを解決してくれます。
被害の状況などご相談の上、良いアドバイスと早期解決策を見つけましょう。