鳩のフンは危険!糞清掃の注意とハトから感染する病気・健康被害|

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鳩のフンは危険!糞清掃の注意とハトから感染する病気・健康被害

身近な場所で見かける鳩(ハト)

そんな鳩のフン(糞)は想像以上に危険!?

 

不快な糞害によって起こる

健康被害・病気や感染症の危険・・・

 

こちらのコラムでは、鳩のフン・糞から感染する病気についてご紹介します。

鳩被害にお困りの方は参考にしてください。

なぜ鳩は多くのフンをするの?!

鳩(ハト)は一日に約30gほどの糞を排泄します。

白い糞と言われるものは、実は糞ではなく尿酸という尿です。

 

ベランダや壁、自動車やコンクリートの路上、街の銅像などもその鳩の糞尿によって汚染されることがあります。

その糞尿が乾燥すると白い尿が目立ち、美観を損ねて汚らしいといった不快感を感じる方も多いのでは?

 

鳩は自分の糞があることで「安心・安全」と認識していきます。糞だらけになっても鳩にとっては居心地の良い場所になっているのです。

 

鳩はベランダや建物にねぐらを作り、同じ場所に卵を産み子育てもします。

滞在時間も長くなるに連れてあっという間に糞(フン)が溜まり汚染されていきます。

 

一日の排泄量が多い鳩は、ねぐらとなる場所であっても気にすることなく排泄して逆に安心感を得ているのです。

不衛生な鳩の糞の悩み

一般住宅での鳩のフン被害は建物のベランダの手摺り、エアコン室外機の裏、階段付近などを中心にコンクリートや外壁、自動車まで汚されることもあります。繰り返されるフン被害で毎日のようにお掃除される方も多いのでは?

繰り返される糞被害を解決しよう

ふん清掃だけでなく鳩の飛来防止対策を取り入れ繰り返される鳩の侵入を防ぐことが大切です。

 

飛来防止ネット剣山(スパイク)などを使用しながら飛来させない・侵入させない対策をおすすめします。

 

市販で販売されている物で自分で解決させたい方も、高所な場所での作業が難しい時には、プロにまかせてみると良いでしょう。

糞の被害が増えてきたら要注意!

鳩(ハト)の数が多くなるに連れて糞の量や被害の範囲も広がるとどんなことが起こるのでしょう。

 

健康面だけでなく生活面でも様々な問題に悩まれる鳩被害の現状とは?

 

 

●ベランダでは洗濯物が汚れて干せない状態になる。

 

視覚・嗅覚・美観が損なわれ

 

不衛生・悪臭問題を与える。

 

●大量の鳩の糞によって金属を腐食

 

鉄骨がむき出しの陸橋や非常階段、倉庫や工場・施設など、建物・機械の故障・落ちない染みに繋がる恐れがあるため、十分に注意しましょう。

 

害虫・ゴキブリ・ハエ

 

寄生虫・カビの発生が広がる。

 

鳩の糞をエサにして発生しやすくなります。

 

 

病原菌やウイルスによって

 

アレルギーなどの健康被害が発生する

 

鳩の糞だけでなく羽や身体から様々な感染症のリスクが高まる。

フン清掃のコツ

様々な問題がある鳩のフンは放置せずにしっかりお掃除を行いましょう。

 

安全なお掃除方法をご紹介!

フン清掃に必要なもの

・マスク・ゴーグル

(目・口に入らないように)

 

・手袋・ほうき・ちりとり

 

・ブラシ・ヘラ・雑巾

 

・新聞紙・ゴミ袋・バケツ

 

・消毒用エタノールなど

マスクとビニール手袋を着用する

フンには素手で触れたりしないようゴム手袋やビニール製の手袋を使用。

 

乾燥した糞を吸い込まないようマスクを着用。

 

フンには多くの病原菌が付着しているので使い捨てできるもの、又は消毒できるのもを用意すること。

素手でのお掃除は避けよう!

指先などの傷口から菌が入り炎症をきたしたり感染症のリスクも伴うので、ビニール手袋を装着してください。

こびりついた糞には…

鳩のフン清掃を行う場合、硬くこびりついたフンにはヘラなどで取り除いたり少量の水分を含ませふやかすとお掃除しやすくなります。

 

範囲が広い場合は、湿らせた新聞紙を覆いかぶせておくとふやけて取りやすくなります。

 

柔らかくなった糞を水で流すのではなく新聞紙や雑巾などで拭き取り、多くのフンはちりとりなどを利用しながら掬い取り、ゴミ袋に入れ処分しましょう。

 

白く残った糞の跡が気になる方は、糞の固まりを取り除いた後にホースで水を掛けブラシで洗い流しながら白い糞の跡を洗い落としましょう。

 

ハト糞を水で流す時の注意

ホースで水を流して排水溝を詰まらせる恐れがあるので乾燥した糞をちりとりで集め、ある程度取り除いてゴミとして処分してから流水しましょう!

 

ブラシでゴシゴシ磨くのはフンがドロドロになったり水分が弾いてお掃除しにくくなることもあります。

 

ホースやバケツの水を大量に流しながら乾燥したフンに水分を含ませてしまうと重さが生じてブラシで綺麗に流れ落とせず拭き取るのも大変です。

 

排水溝を詰まらせてしまわないよう注意しながら流水しましょう。

 

ほうきで掃く時の注意

ハトのフンは乾燥すると細かく浮遊し、ほうきで集めると細かな灰のようになります。

 

ほうきで掃く際にはマスク着用周囲への配慮に気を付けながら行いましょう。

フンの臭いによる不快感

鳩の糞の臭いは、乾燥していても湿っていても独特の悪臭がします。

 

そのニオイは気温や寒暖差などによって違いもありますが、特に夏場などの高温時は、熱の反応で更に強い臭いがします。

 

梅雨時期にはカビや寄生虫なども発生しやすくなり強い悪臭を放ちます。

 

ハトは一日に多くのフンをするため日々の清掃の繰り返しで困り果てている方も多い中、放置したままでいると更に被害が悪化するように堆積されて、周囲にも悪臭が漂うようになります。

 

被害に合われている方だけでなく近隣にまで悪臭被害をもたらすことで不快感を与えます。

 

こまめなお掃除をすることもハトが安心できないスポットとなるので糞掃除は様々な予防対策となります。

ハトによる病気や感染症

野生の鳥たちには、体内に様々な菌やウイルス、寄生虫などを保有しています。

時にはハトによる感染症やアレルギー症状などの病気を引き起こす恐れがあります。

 

鳥のなかでも危険と言われるハトのフンに含まれる病原菌が原因で、人に感染させる様々な病気を引き起こす事例も起きています。

ハトのフンから感染する病気とは?

ハトに直接触れなくても感染するものとしてフンから移る病原菌が人へ感染する危険とは?

乾燥した糞が浮遊し、口から肺に吸い込まれ肺の粘膜によって菌が増殖。

 

又は糞を素手で触れた手で口や傷口に菌が入り、化膿や炎症、血液への感染(敗血症)、場合によって重症化し最悪の場合、死に至るケースもあると言われています。

 

人には免疫力があるため、重症化はごくまれですが小さいお子様やお年寄りの方、体調が優れない方や妊娠中の方、胎児、抵抗力の低い人には、重大な健康被害を与える可能性があるため注意が必要です。

 

では、どんな病気があるのか説明していきましょう。

鳥アレルギー

アレルギー症状は以前から把握している方もいれば、突然発症する方もいます。

 

鳥アレルギーは、乾燥した鳥の糞や羽毛のカビなど抗原菌を口や鼻から吸い込むことで肺炎を引き起こすアレルギー。

「鳥飼病」と呼ぶ鳥関連過敏性肺炎によって咳や発熱、呼吸困難を引き起こす。他にも飼育のインコや羽根布団で発症することもある。

鳥インフルエンザ

ハト・カラス・鶏などの鳥類、鳥から鳥へ感染する鳥インフルエンザは、野鳥の水鳥、カモ類がウイルスの起源ではないかと言われています。

 

カモ類などに共存できる鳥インフルエンザウイルスは、カモ類が感染しても症状はないと言います。それが家畜のニワトリなどに感染します。

 

症状が強く、死亡率が高い変異したウイルスを「高病原性鳥インフルエンザ」と言います。

 

人の腸管には鳥インフルエンザウイルスの受容体がないため、通常では人に感染しません

 

人間への感染リスクは極めて低いものの感染した鳥に直接触れるなど、濃厚接触した場合、極めてまれに人へ感染する恐れがあり、ウイルスが変異する恐れも考えられるため、迅速に殺処分や消毒などの防疫処置が行われています。

 

市場などに出回ることはなく、万が一感染した鳥を食べても加熱すれば感染の心配はないとされ、これまで鶏肉や鶏卵によって人に感染した事例は報告されていません。

オウム病

病原体;オウム病クラミジア

 

オウム、インコ、その他の鳥類、野生やペットのハトや小鳥からも感染する。オウム病クラミジアは、鳥の体内に生息する微生物です。

ハトには30~70%オウム病クラミジアを保持しています。

 

フンと共に排泄される鳥や保菌鳥のフンから病原体クラミジアを吸い込むことで人にも感染します。ペットにおいても口移しでエサを与えたり、咬まれた場合にも感染する恐れがあるとされる。

 

オウム病に感染した鳥類の症状は、ヒナや若鳥が重症になり、成鳥は無症状でいることがある。

 

人への感染症状では、1~2週間ほどの潜伏期間の後、突然の高熱や頭痛、関節痛やしつこい咳など、風邪などの症状と似ています。

 

重症化すると、肺炎、呼吸窮迫症候群や髄膜炎などを発症し、意識障害や臓器障害などの合併症を起こすこともある。

サルモネラ食中毒

サルモネラ菌による食中毒は、ネズミや害虫にも保有される菌で、集団食中毒の多くがこのサルモネラ菌によって起こります。ハトにもこの菌を保持しているため、何らかの形で人の体内に入ると、胃腸炎や激しい腹痛、下痢や嘔吐、吐き気、発熱などの症状が起こります。ハトのフンを触った手で口にしたりすることで発症する。

ニューカッスル病

鳥類のウイルス性感染症で家畜や野生鳥類、ニワトリやアヒル、ウズラや七面鳥に感染します。野生ではハトにも感染し、鳥から鳥へ伝染性が高い。感染した鳥のくしゃみ、鼻水、排泄物を口や鼻から接種する呼吸器感染で他の鳥に感染する。

人に感染した場合、養鶏場や食肉加工処理施設などの従業員に多く、これらは呼吸器感染や感染した鳥を触った手で目などを触り感染することがあり、急性結膜炎やインフルエンザのような症状を起こす。

トキソプラズマ症

トキソプラズマと呼ばれる寄生虫による感染症です。トキソプラズマは全人類の30~50%が感染しており、幅広く蔓延していと言われ、感染しても無兆候で留まるか、発熱や頭痛、めまい、倦怠感など軽いインフルエンザのような症状が起こることもあり、妊娠中の方が感染すると退治に影響が出たりする恐れがある。

クリプトコッカス症

鳥類の糞で汚染された土壌中に存在する真菌、カビによる感染症として特にハトのフンによる病気。乾燥したハトのフンが細かく灰のようになり、風が舞えばホコリと共に浮遊して人体に吸入されて発症します。クリプトコッカス髄膜炎の症状は無症状や軽微な症状を起こすこともある。

クリプトコッカス症は、皮膚炎、発熱、胸の痛みを伴う肺炎や、重症になると脊髄膜に病巣をつくり死に至る恐れのある病気。

 

ヒストプラズマ病

ヒストプラズマ真菌と呼ばれるカビ菌の一種で、ハトの糞に含まれる菌を大量に吸入した際に感染することがあり、感染するとインフルエンザのような症状や、結核に似た症状が起こる。一般的に数週間ほどの自然治療で治まるが、免疫力の低い方や肺疾患者、乳児などが感染すると悪化しやすい。

 

寄生虫による感染症

ハトのフンには多くの病原菌が含まれていますが、他には人間の暮らしに侵入してきてしまう寄生虫もいます。

糞からの感染と、ハトに寄生する寄生虫にも注意が必要です。

その主要となるのがダニ類や昆虫類です。

トリサシダニ

全世界の温帯に分布するダニ。家畜や野生の鳥類を吸血しながら寄生する。人を刺し皮膚炎などを引き起こすことがある。

ワクモ

鶏舎などの壁などに潜伏し、夜間になると鶏を襲い、一時寄生性のダニ。ハトにも寄生する。人を刺し吸血することがある。

ウモウダニ

鳥類の羽毛に集るダニ。羽毛や毛皮のくずを食べて生活する。
ヒメダニハトに寄生するダニ。人を襲う例は少ない。
ヒナイダニハトの皮肉や羽毛の中に砲をつくり寄生。
マダニ一時寄生のダニ。主に巣に潜み、鳥が来ると素早く取り付き吸血。抱卵中やヒナが巣にいれば繰り返し吸血し、鳥の体で暮らす終生寄生のマダニもいる。

 

他にも数多くの寄生虫が、ハトなどの鳥類の侵入や巣を作り、住み着くことによって建物内部にダニ被害が発生します。

屋外であっても、ゴキブリなどがハトの糞を求めて発生することもあります。

まとめ

ハトや鳥類の糞によって不衛生で不快な印象だけでなく、様々な健康被害を与える恐れがあることがわかりました。

ハトは人を攻撃したりすることはしない割と人懐っこい鳥ですが、糞害によって感染症などを引き起こす恐れがあるのです。

そのため、フンのお掃除、ハトの被害を防止するための対策がとても大切です。

 

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