春に出てくる小さな虫!住まいの害虫とは?|

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春に出てくる小さな虫!住まいの害虫とは?

様々な虫が人の生活する家に侵入!

 

虫嫌いな方のために虫対策をご紹介!

 

家の中にどんな虫が発生する?

暖かくなってくる春先にはどんな虫がいるのか…

越冬・冬眠から目覚め活動が始まる季節…。

 

多くの昆虫たちがそれぞれの成長過程のもと、活発に活動し始めます。

 

家の中に発生する虫は人の暮らしの中から継続的にエサを得ることができる環境を好む虫です。

すべての虫が人の住まいを好む訳ではありません。

 

昆虫のほとんどは変温動物で、成虫は-3℃~35℃までの環境以外では死滅してしまうと言われ、寒さには弱い昆虫です。

 

暖かい空間の室内にはどんな昆虫がいるのでしょう。

 

家の中に発生しやすい虫とは?

 

一部ではありますが、小さな虫の種類をご紹介します。

 

茶色い虫「シバンムシ」

世界では2000種類以上いると言われるシバンムシ。

 

日本では貯蔵食品を食べる

「タバコシバンムシ」や「ジンサンシバンムシ」の2種類が多く発生。

 

小さな体のシバンムシは、かじる力は強く、加工食品の袋に穴を開けて侵入することで異物混入の原因になることも?!

まずはこの二種類の生態についてご紹介します!

「タバコシバンムシ」

害虫・タバコシバンムシ

 

貯蔵タバコを食害することからその名が付いたとされ、台所付近の貯蔵食品、乾麵、菓子類、小麦粉、コーヒー豆、畳など乾燥植物由来を好む。

 

シバンムシは、わずか2.0~3.0㎜ほどの大きさで寿命は約1カ月。

指先に乗せてもつかみにくいゴマ粒サイズの赤茶色の小さな虫です。

 

活動時期は年中生息しますが特に4~5月頃から11月頃まで発生することが多い。

 

赤茶色のカブトムシのメスを小さくしたような形で、食品の他、畳を加害

食害行動するのは主に幼虫で、成虫は食害せずに繁殖と産卵を繰り返す

煙草の葉を食害するタバコシバンムシは、ニコチンはアルカロイド殺虫剤や毒素のひとつでもあるが、それを食害するほど解毒性が高い強い虫と言えます。

 

「ジンサンシバンムシ」害虫・ジンサンシバンムシ

台所や収納棚などの食品の他、本棚や畳などの室内に発生。

活動時期は4~5月頃から11月、年中生息しますが個体の寿命は1カ月程度。

主に本棚や建材を食害するのは主に幼虫。

成虫は食害せずに繁殖と産卵を繰り返す

 

赤茶色のカブトムシのメスを小さくしたような形で、特徴はタバコシバンムシとほぼ同じですが、ジンサンシバンムシの方がやや細長く、畳よりも本や木材を加害する傾向がある。

 

どちらも見分けることは難しいほどよく似ていますが、発生場所によって特徴が分かれます。

二種のシバンムシどちらも、毒性もなく、咬んだり刺したりしません不快な害虫とされています。

注意しなければならないのが、これらのシバンムシを狙う「シバンムシアリガタバチ」の発生です。

 

「シバンムシアリガタバチ」とは

アリガタバチ科に属する寄生バチの一種

黒いアリに似たハチで翅のあるものや翅のない個体もいます。

体長約1.0~5.0㎜程度。

家の中に発生したシバンムシの幼虫に寄生するシバンムシにとっての天敵です。

 

シバンムシの幼虫に卵を産み付け寄生するシバンムシアリガタバチは、雄は毒針がなく、刺すのは雌。

寄生した昆虫の幼虫に産卵管を刺して麻痺させ卵を産み付け、孵化した幼虫はその寄主(シバンムシ)を栄養源して成長します。

 

そんなシバンムシアリガタバチは、誤って人を刺すことがあります。

刺されると軽い痛みから何度か刺されるとアレルギー症状を引き起こすかゆみや腫れなどが生じることも。

稀にアナフィラキシーショックを起こす恐れがあるので注意しましょう

他にも人を刺して皮膚炎などを起こす寄生蜂(アリガタバチ)には、クロアリガタバチ(シバンムシ類・カミキリムシ類などの幼虫に寄生)・ノコギリヒラタアリガタバチ(ノコギリヒラタムシに寄生)・キアシアリガタバチ(ヒメマルカツオブシムシの幼虫に寄生)などがいます。

 

対策は寄主を発生させないことなので、食品の管理、清掃、建物内の網戸や換気口などのすき間の処理

防虫網やフェロモントラップによる捕獲設置を行いましょう。

 

ワースト1位!害虫ランキング

他にはどんな虫が家の中に潜んでいるのか…一番身近な虫と言えばやっぱりあいつ?!

お部屋に一番現れてほしくない虫ランキングからピックアップ!

いちばん嫌われる虫「ゴキブリ」

やはりお目にかかるのも嫌がるほど不快害虫としてトップテン入りするゴキブリ!

「絶対に見たくない」「気持ちが悪い」「恐くて殺せない」

不快な印象をお持ちになるのは当然のように、汚染された場所などに発生することも多く、様々な菌やウイルスを運び、病気を媒介する衛生害虫です。

 

夏場に屋外から室内に発生することが多いゴキブリですが、冬を越し、暖かな季節が近づけばゴキブリたちの活動も活発になっていきます。

黒光りした黒い色のゴキブリの他、その幼虫(ゴキブリの赤ちゃん)などが水回りなどから侵入して室内で繁殖する害虫の中で最も代表的な害虫。

 

ゴキブリにも多くの種類がいますが、飲食店内、厨房などで発生するチャバネゴキブリは、食品を扱う場所では代表的でもある飛ばないゴキブリです。

 

屋内で生息するチャバネゴキブリと屋外から侵入して繁殖するクロゴキブリは夏場に多く発生しますが暖房設備の整う環境下では一年中生息でき、暖かい季節、又は外が寒くても室内暖かい空間スペースでは卵鞘(卵)が孵化して繁殖を繰り返してしまいます。

 

特に冷蔵庫や機械、電化製品などの裏は一定の温度が保つ空間になるため、チャバネゴキブリとっては生息しやすい環境となります。

 

比較的寒い冬は夏よりもゴキブリの活動は鈍くなるので、冬の間に駆除すれば活発になる暖かい季節の増殖を減らすことができます。

 

日頃からできる対策として、キッチンやトイレなどの排水口や水回りの清掃だけでなく、狭いすき間から室内清掃、食品の管理などを心掛け、ゴミや段ボール類なども溜めないようにしましょう。

 

 

気持ちの悪い虫「ムカデ」

ムカデは春から繁殖スタート!

庭先からコンクリート、家の中にまで入り込むとても気持ちの悪い印象が高い害虫です。

鋭い牙を持ち毒を持つムカデは、見た目とその動きが不快と感じてしまう方が多いですね。

 

ムカデは、ヤスデと異なり体節には一対の脚。多くの体節を持ち脚の数も多い。

主にジメジメとした場所を好んで活動をする。

 

繁殖は年に2回。繁殖時期は春頃(5~6月)の梅雨の時期が多いが気温の変化によって春頃に発生することもある。

夜行性のムカデは狭くて暗い場所を好み、昼間は草むらや石垣の中、植木鉢や落葉の裏などに潜んでいます。

 

夜になるとエサを求めて小さな昆虫ミミズやクモを捕食。

屋外から屋内、床下や玄関窓などから侵入され就寝中に咬まれることが多い。

視力は弱いが毒性を持ち攻撃性が強い

生命力も強く胴体が切れてもしばらく生きることができる。

暖かい場所を好み冷たい場所10℃以下になると活動しなくなる。

 

ムカデの子どもは4カ月ほどで親離れをするため、9~10月頃に脱皮を繰り返しながら成長していきます。

 

ムカデは脱皮と冬眠することで大きくなり、一般的には8~15㎝。寿命は約5~10年生きるとも言われ生命力の強い害虫です。

 

対策では庭先の石垣や植木鉢などを移動させながらお庭のお掃除、冊子やエアコンダクト付近のすき間などは塞いでおくようにしたり、床下点検を行い、薬剤による駆除が効果的です。

 

日本でよく見かけるムカデは、トビズムカデ・アオズムカデ・セスジアカムカデの3種類。

 

ムカデに咬まれた場合、直後に激しい痛みや赤く腫れあがったりします。体質によっては頭痛や発熱、めまい、吐き気や蕁麻疹などのアレルギー症状、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため注意しましょう。

 

またゴキブリがエサにするため、ゴキブリを寄せ付けない環境づくりも大切です。

 

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家にいる害虫被害とは?

家の中、特に人が生活する室内に現れやすい虫、害を与える虫を「生活害虫」「不快害虫」「衛生害虫」などと健康面や精神面などからも「害虫」としてその名が付けられています。

 

屋内外の自然環境では、農作物や庭先などでの害虫被害によって作物が育たなくなるなどの被害があげられます。

 

生活害虫のなかでは、それらの虫による影響でアレルギー病気を媒介したり、吸血する虫に咬まれたり、刺されたりすることで皮膚炎や感染症などを引き起こす「健康被害」を悪化させる恐れのある昆虫もいます。

駆除をすることで被害が抑えられますが、これらの害虫に取るべき行動とは、「家に入れない」「家から追い出す」「家の中で繁殖させない」「害虫の駆除」「防除する対策」が必要となります。

 

建物への影響大!シロアリ

最も建物被害が大きく影響する「シロアリ」による被害。他にも沢山の害虫が家に潜む可能性があります。

 

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身近にいるダニ

種類によって「完全に徹底させる絶滅方法」は現実的に不可能とも言えるのがダニです。

日々の予防や対策が必要となる害虫被害。最も身近な害虫では、「ダニ」の存在。

ダニは私たちの暮らしのなかに当たり前に存在するものと言えます。

喘息やアレルギー体質などを引き起こすダニの増殖を抑えるべく普段からこまめなお掃除、ホコリを溜め込まないように心がけましょう。

ダニの絶滅は不可能?

特に「ダニ」微細で目に見えにくい虫です。

主に梅雨の時期に活発になり増殖するため梅雨に発生するイメージが強いですが、梅雨だけに限らず、春~冬にかけて一年中生息することができます。

ダニは湿気の多い季節である梅雨~夏時期が特に活発になりますが、冬場は暖房設備の整った空間になっていること、住宅の気密性や断熱性が高まり、寒い地方でも家の中はそれほど寒くないことが生き抜くことができる大きな要因でもあります。

 

比較的寒さに弱いダニですが、加湿器を使い暖房を使うことが支流になった現代の生活スタイルが、ダニにとっても過ごしやすい空間となってしまうのです。

寒い冬にはダニは死ぬ?

寒さで死滅するには-10℃近くの環境下に長時間いた場合です。暖かい時期ほどの繁殖力は抑えられますが、布団の中にもしっかり生きていること、暖かい季節が近づくと繁殖が高まっていく身近な害虫であることを覚えておきましょう。

刺すダニはしっかり駆除しよう

ダニの中にも多くの種類が存在します。中でも空気中のハウスダスト、ホコリに紛れて畳やじゅうたん、布団やソファー、布団など普段生活されている暮らしの中で毎日のお掃除を行っていても物理学的に生息しているものであると言われています。

大きく分けると、ホコリの中に生息するチリダニ・コナダニを始め、ネズミに寄生するイエダニやツメダニなどの刺すダニ刺さないダニがいます。

 

これらのダニによる死骸やフンからもアレルギー症状を引き起こす恐れのあるダニが存在します。

「増殖」を抑えるべく対策として普段から清掃を行うことが必要ですが、噛まれることにより激しいかゆみや皮膚炎・アレルギーなど身体に影響の出るダニ被害には、清掃だけでは解決に至らず「ダニ駆除」として専用薬剤で駆除を行う必要があります。

 

ダニの増殖を抑えるためには?

日々のこまめなお掃除は予防対策としてもとても重要です。

刺すダニ・刺さないダニどちらも増殖することでアレルギーや喘息などの健康状態に影響を及ぼしてしまいます。

ホコリやハウスダスト、カビ予防も大切です。換気をしながらお掃除しましょう。

ダニは人間の皮脂、髪の毛、アカ、フケ、ホコリ、食べ残しなどをエサにして家のあちらこちらで繁殖を繰り返し、死骸からもアレルギー症状を引き起こすため、換気を行いながら掃除機を使って吸い取るようにしましょう。

生きているダニは、高温の熱処理で死滅します。

布団を干すだけではダニの退治にはならないので、布団乾燥機やスチームアイロンなどを使用できるものでダニを死滅させ、増殖を抑えるようにしましょう。

 

問題は畳の下や押し入れ、家具の裏などです。

徹底的に駆除させたい場合には市販の殺虫剤・駆除薬を使用する他にプロの駆除業者に依頼してみましょう。

 

温かな空間と湿気やカビを好むダニは梅雨以外の冬場でも一年中生息できてしまいますので、換気とこまめなお掃除をしながらダニの増殖を抑えましょう。

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ダニに似たチャタテムシ

ダニと間違われやすい小さな虫で室内で増加しているのが、チャタテムシです。

主に9月頃がピークとなり、少なからずどのお宅にもいると言われています。

体長は1㎜ほどの淡黄色や淡褐色のチャタテムシは、ダニのように家の和室、畳や本棚、靴箱、障子、押し入れなどから発生します。

 

古い本などに這い回る体長約1~2㎜ほどの微小なダニのような虫を肉眼で見かけた際には、ダニではなくチャタテムシであると考えられます。

 

見た目からダニと勘違いしやすいのですが、ダニは顕微鏡などで確認しない限り肉眼では確認できません。

そのため肉眼で見かける小さな虫は、ダニではなくチャタテムシの可能性が高いでしょう。

 

チャタテムシ目に分類される種類では全世界で2000種類以上とされ、屋内で生息する種類はコナチャタテ科やヒラタチャタテ科など。

 

チャタテムシはホコリやカビを好み薄暗い環境を好みます。人を刺したり吸血するなどの直接的な害はほとんどありませんが、ダニと同様に死骸が空気中に舞い吸い込むことでアレルギー症状を引き起こすこともあります。

乾燥よりもジメジメとした湿度の高い環境を好み寒さには弱いのが特徴です。

このチャタテムシが発生した場合には、それらを捕食するツメダニが発生し二次被害を起こす恐れがあります。

ツメダニはチャタテムシを捕食し、人間を刺してしまうこともあり、かゆみや皮膚炎を起こすことがります。

二次被害を防ぎチャタテムシの増殖を防ぐためにもこまめなお掃除を心掛けましょう。

 

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まとめ

たくさんの害虫たちが春頃から屋内外問わずに活発に活動を始めます。

小さな虫でも大量発生してしまうと、例え害の少ない虫であっても不快感は強烈なものです。

 

こまめなお掃除と荷物の整理や食品の管理を心掛けることで被害を抑えることができたり、予防対策となる虫問題。

時には屋外から侵入してくることもあるため、冊子の点検やすき間の補修など事前に行ってみることも予防策になります。

 

暖かくなるに連れ、ガーデニングを楽しまれる方も増えるかと思いますが、毛虫やハチなどの活動も始まります。

 

危険を伴う注意すべき害虫も発生しやすくなるので剪定や草刈りの際にも害虫駆除の予防対策や発生時の準備を備えておくことも大切です。

 

お家の中で過ごす時間が増えることで、お部屋に発生してしまう害虫の繁殖も高まります。

お天気の良い日には、換気を行いながらお部屋のホコリやカビ掃除、食べかすなどのお掃除を心掛けると気分もスッキリできますね。

 

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