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イタチはフェレットに似てるけど実は凶暴危険な害獣!駆除する前に注意すること
イタチといったらフェレットのような可愛らしい印象があるけど実は危険な動物?!
家に侵入する野生のイタチとは一体どんな被害を与えるのか知っておこう!
目次
イタチとは
イタチはネコ目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類。
日本では、在来種の「ニホンイタチ」
外来種の「チョウセンイタチ」が生息。
食性
雑食性でネズミや家畜のニワトリ
ウサギなど動物性、カエル、トカゲ、ヘビなど
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫、魚、柿や果実も食べます。
臭いの強いからあげやファーストフード、生ゴミなども食べます。
イタチとフェレットの違い
野生のイタチ(ニホンイタチ)と異なり、同様の食肉目イタチ科イタチ属に属するフェレットは、イタチの一種でペットとして飼育され愛くるしい印象があります。
フェレットは人間に懐きやすく飼い主と遊んだり、芸を覚えることができたりと、とても飼いやすい小型の哺乳類です。
体長は成体で30~35㎝
尾長は12~15㎝ほど。
動体視力はある程度優れ、動くものに反応する、ネコのような可愛らしさが人気のひとつです。
イタチ科のフェレットはイタチ同様、肛門脇に肛門腺があり、興奮したり、外敵に襲われたり発情期などの際にスカンクのように非常に臭い液を飛ばします。
ペットショップなどで購入されたフェレットは肛門腺除去の手術をされているそうです。
日本で比較的見かけることが増えたイタチのほとんどはチョウセンイタチ。
外来種であることから人間の何らかの理由によって野生化して様々な地域で出没するようになったと考えられます。
野生化したイタチ(チョウセンイタチ)の性格は
飼育されたフェレットとは違い、とても凶暴です。
そんなイタチによる被害が問題となっている地域も少なくないようです。
イタチの特徴
●胴長短足で細長くスリムな体型をして素早い動き。
●冬は黄褐色、夏は暗褐色。個体によって様々。
●3㎝程のすき間を抜けることができ、ネズミなどの小動物を捕まえるのも得意。
●肉食性でネズミや鳥類をも捕食する。
●垂直な壁を登るのも泳ぐこともできる。
●見た目と違い非常に凶暴な性格。
●鋭い歯と爪を持つ。
イタチによる被害
●天井裏や床下に入り込み騒音被害(走り回る)
夜行性のため、深夜になると「ドタドタ」と動き回る物音。
●断熱材など破り巣をつくる
多くの住宅の壁や天井には断熱材が設置され、その断熱材を引きちぎりねぐらを作ります。
●ふんや尿をされ悪臭・天井板のシミや腐れ
基本的に動物のふんはクサいものですが、イタチのふんは食性から臭いは強烈なもの。
そしてふんは同じ場所にため糞する習性があります。
そのため部分的に被害が集中して屋根裏の床や天井板が崩れてしまうことも。
●家畜・ペットの食害
イタチは雑食性のため、農作物意外にもネズミなどの小動物や昆虫、魚・鳥類まで食べます。
家で家畜を飼っていたり、ペットとして飼育する鯉や金魚、イヌやネコなどを飼っているお宅ではケガなどされる場合があるため注意しましょう。
●人間への危害
イタチはとても攻撃性が強いので、人間には襲い掛かってきたり、噛みついてきたりすることがあるので近づいたり触ろうとすることも危険です。
野生のイタチには狂犬病などの菌やウイルスを持っている可能性があるので素手で触ること、捕獲することも危険である上に、各市町村からの許可なく勝手に捕獲や殺傷は法律上できません。
●生ゴミや食品を荒らす
イタチは外にある生ゴミを荒らす意外にもエサを捕まえ、その場で食べることもあれば巣に持ち帰って食べることがあります。
エサの食べ残しが白骨化して雑菌やダニなどが繁殖して、家の中にダニ被害、又は人間に大きな健康被害が及ぶリスクが高くなることもあります。
イタチの大きさや体色
●ニホンイタチ
オス:30~40㎝程
メス:20~30㎝程
ニホンイタチの毛の色は茶褐色
●チョウセンイタチ
オス:25~40㎝程
メス:25~30㎝程
チョウセンイタチの毛の色は黄褐色
どちらもメスよりオスの方が大きいのが特徴です。
イタチの寿命
ニホンイタチの寿命は野生下では約2~3年、飼育下では1年半ほどの短命と言われる一方、外来種のチョウセンイタチは野生下では約2~3年。飼育下で8年近く生きたとの記録があるそうです。
在来種のニホンイタチは、チョウセンイタチに住処を追いやられ徐々に数が減り2016年に準絶滅危惧種に指定されました。
害獣イタチとして被害の多くはチョウセンイタチが占めていると言われています。
野生のイタチはどこに生息?
野生のイタチは、沖縄県を除くほとんどの都道府県で生息しています。
山間部や平野部の水辺近く、民家や都市部の住宅地でも目撃されることもあるようです。
ネズミ捕りとしてイタチを放した地域から繁殖していったり、飼育放棄などの原因も関係していると考えられます。
イタチの繁殖期は?
イタチは冬眠せずに活動しています。
一夫多妻制で、オスは繁殖期(3~5月頃)に数頭のメスと交尾、育児はメスのみで行い、オスは単独行動で生活し始めるようです。
チョウセンイタチのオスはメスと共に子育てすることもあるようです。
メスのイタチは約一ヶ月の妊娠期間を経て出産をし、一度に1~8頭(平均4~5頭)の子どもを産み、40日前後の授乳期間に励みます。
5~6月頃に生まれた赤ちゃんイタチは、生後2~3カ月経過すると大人と同じ重さになり、8月頃には子どもたちだけで活動したり、10月頃になるとそれぞれ単独で生活するようになります。
3~7月頃は天井裏で子育てしている期間でもあるので、駆除をするタイミングは、幼獣が離乳して独り立ちできる時期となる9月以降が良いでしょう。
イタチの生態と性格
●見た目は可愛い
見慣れていないと猫に見間違えることも?
ペットとして人気のフェレットと見た目は似ていますが性格は一緒ではありません!!
野生のイタチは非常に攻撃的な性格。縄張り意識も高いイタチは共食いすることもあるようです。
●学習能力・身体能力が高い
ネズミのように機敏な動きで柔軟性もあり、数センチのすき間から侵入できてしまう素早い動き。
木登りや水辺で泳ぐことも得意。
●臭い独特なニオイを出す
イタチは肛門の臭腺から独特の臭いの分泌させ、縄張りや身の危険を感じた際、警戒心をあらわにするときに強烈な悪臭を発します。
イタチに注意するポイント
もしも家の中や敷地内でイタチを発見した際には刺激したり、素手で触ったり捕まえるなど誤った行動を取ると危険です!
被害が拡大しないよう注意点となるポイントをつかんでおきましょう。
イタチを威嚇しないで
イタチは攻撃性があるので、人間に襲い掛かってくることもあります。
人間の姿を見て逃げていく場合もありますが、警戒心をあらわに攻撃してくることもあり、鋭い爪で引っ搔かれたり、噛みついてくる危険があります。
噛み付かれてしまうことで菌やウイルス感染に繋がるリスクもあるので「驚かす」という行動が逆効果となる場合もあるので、追い出す駆除をする場合でも、十分に注意しなくてはいけません。
又、「鳥獣保護管理法」によってイタチを「捕まえる」行為は原則禁止です。
自治体の許可なく勝手に捕まえたり、殺傷行為も禁止されています。
イタチが激しく鳴いていたり、悪臭を放ってくさいと感じた時には、イタチが強く警戒している証拠なので刺激しないようにしましょう。
そんな時には速やかにイタチ駆除対応するプロにおまかせしよう!
イタチを素手で触らない
イタチが大人しくいるからと近づいて触れようとしたりすることは、イタチにとっては恐怖心でいっぱい。
逃げることより威嚇をして噛みついてくる危険が高いので、興味本位で素手で触れたりしないようにしましょう。
噛まない大人しい様子であっても、イタチなどの野生動物には様々な菌やウイルスが身体に付着しています。
イタチに触れたことで菌やウイルス感染を起こす場合もあるので、触らないようにしましょう。
ねぐらとされた場所の大量のフン清掃を行う場合でも、必ずマスクや手袋を着用し、空気中に舞ったウイルスや菌を吸い込んだりしないよう注意しましょう。
イタチの捕獲や殺傷駆除は?
冒頭でもお話しましたが、イタチは「鳥獣保護管理法」によって国に守られている動物になります。
自治体の許可なく勝手に捕まえたり、殺傷行為も禁止されています。そしてイタチのメスとオスとで対応が異なり、オスのイタチの駆除と捕獲は自治体の許可が必要であり、メスの捕獲や駆除は禁止となっています。
オスとメスの違いが分かりかねないことが多いため、あくまでも追い出す方法で駆除をしましょう。
捕まえたり毒餌を与えて殺傷することも禁止されています。
法律違反を起こしてしまうと、一年以下の懲役、または100万円以下の罰金が科せられます。
捕獲を行う場合には各自治体に手続きを行い許可申請を出す必要があります。
許可が下りるのも2週間ほどの期間がかかることや、様々な手続きが必要なため、捕獲は最終手段と考え、まずは追い出しや侵入防止対策を行うと良いでしょう。
イタチの駆除許可のいらない追い出し方法
●金網やネットで侵入口を塞ぐ
イタチは細身でスリムな体型をしており、わずか3㎝ほどの隙間でも侵入できてしまいます。
その場所は屋根と壁のすき間であったり、床下や窓など様々なすき間から入り込んでしまいます。
すき間を塞ぐ際には、ネズミなどと同様の施工、金網(目の細かい網)パンチングメタルなどでしっかりとシリコンで固定させましょう。
どこのすき間から侵入しているのか見つけるのが困難な場合が多いので、念入りな作業となることも。
●苦手なニオイで寄せ付けない
イタチの苦手なニオイは酢や漂白剤など刺激の強いニオイは嫌うので、そのニオイを利用して侵入を防ぐイタチ対策には効果的です。
しかし設置場所やニオイ成分が薄まってしまう場合には定期的に繰り返し行う必要があります。
●忌避剤で追い出す
イタチの嫌がるニオイを放つ忌避剤はネズミなどの小動物用、害虫用の燻煙剤、木酢液なども効果的です。
●嫌がる音で追い出す
イタチだけに限らず、野生動物は大きな音に驚いて逃げていく場合があります。
既に屋根裏などに住み着いてしまっている場合、時に逆効果となり身動きせずにいたり、一時的なものでしかない場合があります。
繰り返し嫌がる音で追い出し、確実にいなくなった確認の後、侵入口を塞ぐ処置が必要です。
●光るもので寄せ付けない
イタチは光るものが苦手です。強い光に危険を感じて逃げようとする習性があります。
イルミネーションの電球やアルミの反射板、CDなどで対策を取ることもできますが、これは日中での間に効果がありますが、夜行性で深夜に活動するイタチには効果を発揮できないことも。
イタチの難しい追い出し注意点
自分でイタチを追い出す際には、なかなか思うようにいかないことが多く、一度出ていっても再び侵入され戻ってきてしまう場合があります。
一匹だけと思ったら子どものイタチが隠れている場合もあり、気付かずに侵入口を塞いでしまうと閉じ込められたイタチが家の中で餓死してしまいます。
それに気づかないでいると衛生的にも影響が出て死骸の処理を行うのも大変です。
更にはダニやコバエなど寄生虫が湧いて悪臭まで広がってしまいます。
出入口を塞ぐ前に隈なく点検をし、完全にいないことを確認してから塞ぐ必要があります。
イタチ再発防止が大事
危険が伴う追い出し駆除では、再発しないための徹底的な駆除が必要となります。
それはやはり原因となる隙間を塞ぐことですね。嗅覚の強いイタチには、引き寄せてしまうような食べ物、家の周りに近寄らせないためにも、生ゴミなどを外に出したままにしておかないことも大切ですね。
これ以上は危険、難しい。そんな時には断念するのではなく、しっかりと駆除してくれる業者に依頼されると安心・安全です。
イタチの駆除プロに依頼するメリット
●安心・安全な駆除
イタチの生態や特徴、「鳥獣保護法」に基づいて、法律を理解している業者なら、安心して作業を任せることができます。
素人が勝手に駆除をしようと、誤ってイタチを傷つけたり、捕まえたり、殺してしまうと罰せられる可能性があります。
迅速に対応してくれるプロなら「追い出し」「侵入口封鎖」「施工工事」「糞尿清掃」「殺菌消毒」すべて行ってくれます。
又、イタチ被害相談をした際、無料で調査、無料でお見積りを出してくれる業者が増えています。
未経験な作業では、野生動物を追い出す作業は、慣れていない高所作業であれば脚立などが必要となり、落下の危険も伴います。
また、暗く狭い空間からの追い出しは困難な場合があります。
イタチの生態や特徴などを把握し、注意しなければ咬まれたり、引っ掻かれるなど危険な場合もあるので、なかなかうまくいかない事も多いようです。
追加料金の有無の確認、施工内容や料金説明など丁寧に行ってくれる信頼できる業者を選びましょう。
●再発防止対策
再び侵入されないように侵入口を塞ぐ施工はとても重要です。ただ追い出すだけで解決ではありません。
再発させないための施工作業、再度イタチが侵入出来ないようにしっかりと対策を行うことがプロならではの技術です。
イタチが自ら出て行き、逃げて行っても追い出すだけで終わりではないため、再発防止対策としてすき間を塞ぐ施工や新たに入り込む隙間がないかなどのチェックまでプロの業者にお願いすると安心・安全ですね。
●殺菌消毒の効果
イタチなどの野生動物が住みついていた場所には、多くの糞尿が残され悪臭問題が起こり、木材などの腐れなどまで発生します。
そしてイタチ特有のエサを持ち込む習性によって、ネズミなどの哺乳類や、鳥類、カエルやヘビなどの爬虫類などの死骸や、生ゴミなどを屋根裏や床下などの住処にエサの残骸からダニやウイルスが大量に発生していることが考えられます。
放置したままでは室内へと広がり、ダニの増殖も壁を伝って室内のじゅうたん、布団など広範囲にまで広がり二次被害を起こす恐れがあります。
ふん清掃を行う際にも注意しなければなりませんが、せまく暗い屋根裏や床下の作業が難しい時には、プロにお任せすると清掃や殺菌消毒までしっかり行ってもらえます。
イタチに餌付けはしない
イタチは可愛らしい見た目とは違い凶暴な一面を持つ動物です。
珍しい姿につい餌付けをすることも、生態系に大きな影響を与え病気する個体の増加、更に繁殖が進み、私たちの暮らしにまで大きな影響を与え兼ねないのです。
イタチだけに限らず、他の野生動物にも同様のことが言えますが、繁殖することで後に殺処分となる個体が増えてしまうことも避けたい問題です。
人間と野生動物との距離間に変化が起きて共存する社会になりつつありますが、野生のイタチを許可なく捕まえ、飼育することも法律では禁止されています。
彼らの生態系を乱してしまうことを避け、自然に返す取り組みのひとつとして野生動物との距離間を維持させましょう。
まとめ
イタチはとても可愛らしい印象ですが、実は凶暴であることを知った上で接触を避けるようにしましょう。
もしも家の中に侵入された場合「捕まえる」選択せはなく「傷つけずに追い出す」ようにしましょう。
一時的に庭先に現れたりと周囲で出没しているようであれば、建物のすき間から侵入され、棲み着いてしまう危険があるので、早めの予防対策も必要です。
イタチ以外にも様々な野生動物がお家に住み着いてしまう被害は各地で発生していますので、定期的な床下や屋根裏のすき間のチェック。
主にイタチはネズミなどのいる家にネズミを求めて侵入する可能性が高くなりますので、ネズミ被害が既に起きている家庭ではネズミ駆除をしてイタチやハクビシンなどの害獣の侵入も防止させましょう。
寒い季節はねぐらを作り、寒さをしのぎ、暖かい春先以降は繁殖、子育てが始まると駆除が困難となることも?!
害獣の侵入によって建物木材が傷んでしまったり、天井裏の断熱材や床などの腐れ、悪臭が広がり、健康面や身体的ダメージ、不眠などの体調不良に繋がることもあるため、早めの段階で駆除や予防対策を行いましょう。
イタチ駆除|千葉・東京・茨城の害獣駆除・防除専門のQujolia(クジョリア)