汚部屋に大発生のゴキブリ!放置はやばい。その理由を解説|

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汚部屋に大発生のゴキブリ!放置はやばい。その理由を解説

お部屋を片付けないまま過ごしていると、ゴミや荷物でいっぱいになり、汚部屋がゴミ屋敷状態になり、そのまま放置していると様々な影響を引き起こします。

 

それはゴキブリやネズミなどの害虫獣の存在・・・

なかでもアパートや戸建て住宅、飲食店などに多いのがゴキブリの大量発生です。

 

ゴキブリと共に暮らすような衛生環境は、住人の健康被害にもつながり、近隣にも影響を与えかねます。

なんといってもゴキブリは繁殖力も凄まじいため、長期間留守をしていたら多くのゴキブリが湧いていたといったケースもあります。荷物やゴミが多い部屋の大量のゴキブリを退治するのは難しいもの。

 

こちらのコラムでは、ゴキブリの発生原因と放置するのは危険な理由。ゴキブリの駆除方法や片付け方について解説します。

ゴキブリが大発生する理由

①餌が豊富にある

②隠れられる場所や水分補給しやすい環境がある

③侵入経路がある

④繁殖条件が揃っている

⑤掃除不足・不衛生な環境

 

餌が豊富にある

ゴキブリは雑食性で何でも食べます。生ゴミや菓子、食べ残しのコンビニ弁当や飲み残しのペットボトルの容器などが散乱しているような部屋だけでなく、キッチンの油汚れや人間の髪の毛、フケやホコリもゴキブリにとって立派なエサになります。

 

水一滴でさえ栄養源になるので、家の中はゴキブリの餌になるようなものが豊富にあります。

隠れる場所・湿気や水分が多い環境が揃う

ゴキブリは暗くて狭い場所を好むので、荷物が多いと荷物の下は湿気もあるので、住処にします。

 

また、水分が多い環境もゴキブリは好むので、キッチン、トイレ、洗面所、お風呂場の排水口などの水回りにも発生しやすいです。

部屋にある新聞紙やダンボールの隙間、様々な場所に卵を産み付け、繁殖していきます。

侵入経路がある

ゴキブリは、外からの侵入で部屋の中でも繁殖していきます。例え、一匹のゴキブリが侵入した場合、部屋のどこかで卵を産み付け繁殖することで、徐々に増えていきます。

 

チャバネゴキブリは下水道を通ってキッチンやトイレ、浴室などの排水口から侵入することが多いですが、クロゴキブリは、窓や換気扇、玄関の隙間、ベランダ、エアコン配管、床下からの侵入などが考えられます。ダンボールに付着した卵が部屋の中で孵ることもあります。

ゴキブリの繁殖力が被害を広げる

上記のように餌が豊富、隠れる場所がある、湿気があるとゴキブリが繁殖しやすい条件が揃っていると次々に繁殖を繰り返し被害を広げていきます。

 

繁殖スピードが早いチャバネゴキブリの場合、一度の産卵で30~40個ほどの卵を産み、1ヵ月ほどで孵化し、幼虫が生まれます。幼虫が成虫になるまでが早く、最短で2~3ヵ月で成虫となります。

 

メスは一度受けた精子を小出しするように何度も体内で受精できるため、1回の交尾で一生分の産卵が可能です。

 

一匹のゴキブリが繰り返し産卵すると、幼虫から成虫になったゴキブリが次から次へと卵を産むことで、年間で数百匹以上にも及ぶかなりの数のゴキブリが生まれます。

掃除不足・不衛生な環境

掃除をしていない、ゴミや食べ残しなどが散らかっている、ホコリが溜まっている、ずっと掃除機をかけていない不衛生な汚部屋はゴキブリが好む環境です。逆を言えば、清潔で整理整頓できている部屋にはゴキブリは繁殖しにくいです。

 

ゴキブリの体には菌が付着しているので、部屋の中に死骸やフンなどが広がると健康被害につながります。

 

キッチンやトイレ、洗面所などの排水口、水まわりのお掃除、部屋の片づけ、整理整頓、ベランダや玄関、家まわりのお掃除をしてい移動していない荷物の裏などに卵を産み付けて繁殖している可能性があります。

ゴキブリを放置するとどうなる?

ゴキブリ一匹をみかけたら、きちんと駆除しないと卵を産み付け次々に繁殖していきます。

掃除や片付けをすることで卵や死骸を減らし、ゴキブリを寄せ付けない環境にすることが大切です。

では、そんなゴキブリを放置するとどのような影響が起こるのでしょうか。

健康被害が発生する

ゴキブリは菌を持っているため、雑菌の繁殖により感染症のリスクがあります。

下水や排水溝、生ゴミのある場所を通って移動するゴキブリの体には様々な雑菌をまとっているため、家の中を動き回り、異物混入だけでなく、食器や食べ物にゴキブリが付着すれば、菌を口にする可能性もあります。

ゴキブリが媒介する感染症

代表的な感染症は以下になります

菌の種類症状
サルモネラ菌腹痛・嘔吐・発熱・下痢
赤痢菌(せきりきん)腹痛・発熱・下痢
ピロリ菌胃もたれ・吐き気・食欲不振・胃潰瘍・十二指腸潰瘍など
O-157腹痛・嘔吐・発熱

アレルギーや喘息を発症する

ゴキブリが部屋中を移動することで菌をまき散らすと同時に、カビやハウスダストなども散らばり、死骸や糞なども空気中に浮遊するとアレルギーや喘息などを起こす原因になります。

 

アレルギーの症状では、くしゃみ・鼻水・皮膚のかゆみ・ダニアレルギーのような症状が起こったり、喘息を起こすこともあります。ゴキブリだけに限らず、カビやハウスダスト、ダニなどにも注意が必要です。

 

ゴキブリは、キッチンのシンク下や食器棚などもにも侵入することもあるので、ゴキブリや糞が付着した可能性がある食器類はしっかり洗ってから使用してください。

漏電や火災につながる

ゴキブリは暖かい場所を好むので、冷蔵庫の裏や業務用のエアコンや電気ブレーカーの内部に入り込むことで漏電や火災が発生する事故が発生しています。

 

また、壁に設置されたコンセント内にチャバネゴキブリの死骸や糞などの排泄物によってトラッキング現象が発生し、出火するケースもあるため、大量のゴキブリが発生していると漏電火災が起こるおそれがあります。

経済的ダメージが起こる

ゴキブリが発生することで一番経済的ダメージにつながるのが食害です。食べ残しや野菜、小麦粉や乾麺、水などの食材や飲料水、石鹸や衣類、髪の毛やホコリなどなんでも食べるので、もしもゴキブリが口にしたものを誤ってそのまま人間が口にしたら健康被害につながる可能性があるので、処分した方が良いでしょう。

 

また、せっかく購入したものがゴキブリに害されて使用できなくなるなど、経済的損失につながります。

 

電化製品のコードを噛んだり、汚したり、漏電を起こして使えなくなってしまうと、修理や新たに購入することになる上、飲食店などでは食中毒や異物混入により経営にも影響が出たり、経済的な負担も大きくなってしまいます。

 

ゴキブリの数が増加する

ゴキブリは繁殖力が高く、強い生命力を持っているので、放置し続けるとゴキブリの数が増加していきます。

一つの卵硝(卵が入った殻のようなもの)を産み付けます。

 

クロゴキブリの卵硝には20~30個、チャバネゴキブリの卵硝には、約30~40個の卵が入っています。

 

クロゴキブリの卵は一か月ほど、チャバネゴキブリの卵は20日ほどで孵化します。

 

1回の交尾でメスは10~20回ほど産卵するので、生涯に産む子供の数は500匹前後に及びます。

 

ゴキブリが過ごしやすい条件が揃った汚部屋であれば、数ヵ月で増加し、かなりの数のゴキブリが生息することになります。

ゴキブリ対処法:ゴキブリ退治に役立つアイテム

ゴミ屋敷のように荷物やゴミが散乱している汚部屋は、ゴキブリにとって居心地の良い環境になるので、荷物に隠れ潜んでいるゴキブリがたくさん潜伏している可能性があります。警戒心なく、既に部屋中にゴキブリが出ていたらすぐにでも対処する必要があります。

汚部屋を片付ける

まずは、ゴキブリを退治する前にある程度の片づけが必要です。例え煙で駆除する燻煙剤を撒いて隅々まで行き渡らせる効果があるものでも、家具や荷物が多いと薬剤が行き渡らず、別の場所へ逃げてしまう可能性があります。

 

しっかり効果を発揮させるために、事前にある程度片付けておくと駆除がスムーズに行うことができます。

 

例えば、本や段ボールが多いと隙間に隠れてしまうことが多いため、なるべく段ボールは開けたままにするか、不要なものは処分し、本や雑誌は重ねてまとめておくと良いでしょう。

燻煙剤を撒く

市販でも購入できる燻煙剤のなかでも、バルサンが代表的です。

お部屋の隅々まで行き渡らせる効果が期待できる商品。ご家庭で一度は使用したことがあるはず。

引っ越し前後や既に入居しているご家庭でも使用されています。

 

しかし、上記で述べたように、余りにも荷物などが多いと効果が発揮しにくい場合があります。(例えば、天井に近いほどの荷物がある場合など)

 

大型家具は壁から少し離して隙間を作り、ゴキブリが付着していない家具や衣類、食品や家電などは別の部屋に移動し、ある程度荷物を片付け、棚の引き出しは開けておくと、薬剤が行き渡りやすいようにすると、隠れているゴキブリにも効果的です。

 

また、燻煙剤を使用して成虫が死んでも、部屋に卵が残っていると再発する可能性があるので、燻煙剤を使用するだけでなく、掃除をしながら卵(卵硝)を回収・処分しましょう。

薬剤は、卵には効かない

成虫ほどのゴキブリによく使われる殺虫剤や燻煙剤は、卵には効果がありません。ゴキブリの卵は硬い卵硝に覆われているため、殺虫剤が浸透しない構造になっているので、卵硝の中に入っている卵には効きません。

 

一度燻煙剤を使用したら、卵を残さないよう掃除をするほか、孵化したタイミングを見計らってもう一度、2度目の燻煙剤を使用すると良いでしょう。

ゴキブリ退治!燻煙剤は何ヵ月おきにする?

ゴキブリ退治で大活躍のバルサンなどの燻煙剤を使用し、実際に動き回っている成虫を退治できても卵硝(卵)を回収・処分しないと残ったゴキブリの卵が孵化して再び被害が発生する恐れがあります。

 

一度、燻煙剤を使用したら、およそ1ヵ月後に再び燻煙剤をすることで、孵化した幼虫も駆除することができます。

バルサン独自のダブル有効成分で速効駆除、約1年効果が持続する商品などが人気です。

殺虫スプレーを使用する

殺虫スプレーは現れたゴキブリにスプレーするだけで動きを止め、嫌なゴキブリを駆除できる必需アイテム。一家にひとつはあるのではないでしょうか。

 

殺虫スプレーは目の前に現れたゴキブリ退治や事前にスプレーをしておく待ち伏せタイプのものなど、商品が豊富にあります。いざという時にとても役立つ商品ですが、別の場所に潜んでいるゴキブリには効果が効きにくい傾向があります。

 

何度スプレーで駆除しても次から次へと発生していたら、別の方法を試してみましょう。

 

また、燻煙剤同様、卵の入った卵硝には効果が効きにくいので、殺虫スプレーは応急処置や予防の際に使用するようにしましょう。

粘着シートを設置する

ゴキブリホイホイなどの粘着シートを冷蔵庫裏などに設置して捕獲する方法です。

しかし、既にゴキブリが大発生している場合は、粘着シートだけでは捕獲しきれない可能性があります。

 

理由は、他にも餌があるからです。その場合は、餌となるものを無くし、冷蔵庫や家具の裏や隙間に粘着シートを設置してゴキブリの捕獲数を確認するために活用してみましょう。

隙間を塞ぐ

ゴキブリは汚部屋が大好きですが、そもそも侵入経路があることで家の中でも繁殖します。

 

侵入経路は、玄関や窓の隙間、排水口、換気扇、床下、エアコン排水ホースなど。侵入経路を塞ぐことで、家の中に侵入させない予防策になります。

 

又、ダンボールや観葉植物に卵が付着した状態で家の中に持ち込んでしまう場合もあります。

 

部屋の中が不衛生で生ゴミなどが豊富にあると、ゴキブリをおびき寄せてしまうので、何より清潔な環境づくりが求められます。

ダンボールを溜め込まない

ゴキブリはダンボールが大好きです。ダンボールの隙間に卵を産むことも多いので、通販やネットで購入した際に届いたダンボールは、溜め込まずに早めに処分しましょう。

大量のゴキブリは清掃業者や害虫駆除業者に依頼する

上記の方法でゴキブリ退治を試してみてもそう簡単に解決できません。その理由は、部屋の中の荷物が多いことや餌があること。又、ゴキブリの繁殖力は非常に高いため、一部屋だけに限らず、各部屋に被害が拡大する事例も少なくありません。

 

掃除や片付け、ゴキブリ駆除は時間と根気のいる作業になります。

 

ゴキブリ駆除対策をご希望の方は、まずは管理会社にご相談の上、業者を手配していただき、対処してもらえるか確認してみましょう。自己負担となる場合は、ハウスクリーニングなどのお掃除業者、ゴキブリの駆除メインなら害虫駆除業者に相談してみてはいかがでしょう。

掃除すればゴキブリが完全にいなくなるとは限りません!

掃除や片付けをしてきれいになったら、ゴキブリは床下や隣の部屋などへ移動することがあります。

そのため、お掃除をするだけで、そこにいたゴキブリが死滅するとは限りません。

 

拭き掃除や掃除機などで卵や死骸を回収できますが、例えば、引っ越しで荷物を移動したりする際、成虫のゴキブリは逃げるように別の場所へと非難します。

 

駆除の必要はないように感じますが、近隣へ迷惑をかけてしまう可能性もあるので、発生している場所で燻煙剤などを使用しながら、しっかり駆除することで二次被害を防ぎます。

 

発生事情によっては、管理会社が負担をするケースもありますが、明らかにゴキブリなどを誘引するような汚部屋に暮らす入居者の側の責任である場合、きちんと室内に発生したゴキブリの駆除と掃除や片付けをして近隣トラブルにならないようにしましょう。

 

ゴキブリ駆除 | 千葉の害虫駆除は株式会社Qujolia

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