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コウモリはなぜ家に入ってくる?害獣駆除対策
こんにちは。
害虫・害獣駆除業者のクジョリアです。
皆さんは暖かくなってきた春から秋にかけて活動するコウモリによる被害をご存じですか?
夕暮れになると家の周りでヒラヒラ飛び回っているコウモリを見かけたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
実はそのコウモリ、気付かないうちにもしかすると、あなたの自宅にも侵入している可能性があります。
普段、見慣れないコウモリはアブラコウモリと呼ばれ、見た目が不気味で怖いと感じる方も多く、コウモリが住み着くことで様々な影響を及ぼす恐れがあるので、注意が必要なんです。
こちらのコラムでは、コウモリについて学びながら、侵入されやすい家の特徴や被害内容と駆除対策について解説します。
コウモリ被害が発生したら「どんな対策が必要?」「やってはいけないこととは?」とそんな疑問を解決!おすすめな駆除対策をご紹介します。
目次
コウモリ被害の特徴
コウモリといえば洞窟などに生息するイメージがありますが、住宅に生息するコウモリのほとんどがアブラコウモリ。知らず知らずのうちに建物を住処にして生息していることが多いコウモリです。
家屋に住み着く習性があることから、通称イエコウモリとも呼ばれています。
イエコウモリが住み着くとどんな異変が起こるのか、被害の特徴をみていきましょう。
以下のような異変に心当たりはありませんか?
〇フンのような黒く細長いフンが落ちている 〇屋根の隙間や軒下からコウモリが出てきた 〇玄関や換気扇付近、ベランダなど家の周りにフンが落ちている 〇壁の中からカサコソ音がする |
コウモリが住み着いているとわかるきっかけの多くは「糞」!
フンがきっかけで被害に気付く方が多いです!
上記の事例のような異変や付近にフンが落ちていたら、
見えない隙間にコウモリが潜んでいる可能性があります!
コウモリが住み着いているとわかったら早めの対策をしよう
コウモリは戸袋やシャッター庫の中に侵入して住み着くことがあり、窓や網戸にへばりついている姿を目撃した方は、不気味な姿に驚いてしまう方も多いでしょう。窓から部屋に侵入されてしまうとパニックになって飛び回ることがありますが、住人もパニックにならず、落ち着いて冷静になって対処してください。
コウモリは許可なく勝手に捕獲や処分は禁止
コウモリは、鳥獣保護法により許可なく勝手に捕獲や処分は禁止されています。
例え自宅が被害に遭っている場合であっても故意に傷つけたり、捕まえて殺傷処分を行うことはできません。
「コウモリを捕まえたらダメ!」と言われているのはこれらの法律が存在しているためです。
違反した場合、鳥獣保護管理法違反となり1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があるので、コウモリやほかの害鳥獣の扱い方には、十分ご注意ください。
コウモリの捕獲や処分が禁止される理由
〇鳥獣とは鳥類または哺乳類に属する野生動物を指す
〇鳥獣保護管理法で保護されており、生態系のバランスを保つために重要な役割を果たしている動物種であるため
〇日本には34種ほどのコウモリが生息しており、希少種や絶滅危惧種も含まれているため、捕獲する場合は国や自治体の許可が必要 |
上記のような法律がある場合、一体どんな方法でコウモリ被害を解決させれば良いのでしょう。
詳しくは、こちらのコラムサイト「コウモリは自分で駆除対策できるのか?」をクリック
コウモリによる被害とは
コウモリ被害とは以下のような生活に直面する被害が発生します。
〇糞尿による悪臭やシミ 〇騒音被害 〇睡眠の妨害 〇家屋の老朽化 〇病原菌や寄生虫による健康被害 |
糞尿による被害
・コウモリの糞尿によって悪臭やシミが発生する
・ダニやノミ、ゴキブリやハエなどを呼び寄せる
・病原菌や寄生虫が含まれている可能性があり
アレルギーなどの健康被害を起こす
・フンが蓄積すると湿気を含んで木材が腐食したり
断熱材が劣化する
騒音被害
・騒音と言っても大きな音ではなく
住み着いている屋根裏や換気扇などから
バタバタ羽音やキーキー音による騒音被害が発生する
・コウモリは夜行性なので夕方から深夜にかけて
人が眠りにつく時間帯に活動するため
睡眠の妨げになる
家屋の老朽化
・屋根裏や軒下、壁の隙間に巣を作り
フン害などにより建物のダメージが生じる
・建物を直接的にかじったり壊したりはしないものの、糞尿が原因で木材・建材の腐食や断熱材の劣化、シミができるなど家屋の老朽化につながる
病原菌や寄生虫による健康被害
・コウモリのフンには様々な病原菌や寄生虫が含まれている可能性があり、それによって健康被害を起こす可能性がある
・ダニやノミなどの害虫被害が広範囲に広がり、部屋に発生するなどの二次被害につながる
コウモリ被害に遭いやすい家は?
コウモリに好かれる家といえば、次のような特徴があります。
隙間がある・隙間が多い家
隙間が多い家はコウモリに好かれ、被害に遭いやすい家と言えます。
アブラコウモリは体長はわずか5㎝ほど。体が柔らかいのでわずかな小さな隙間でも体を縮めながら簡単に入り込んでしまいます。
隙間がないように見えてもわずか1~2㎝程度の小さな隙間からでも侵入することができます。
例えば、瓦屋根の隙間、通気口、外壁のひび割れ、壁の中などはコウモリにとって格好の侵入経路です。
古い民家を好む傾向がありますが、比較的新しい家でも通気口の隙間からコウモリが侵入されるケースも少なくありません。
暖かくて雨風がしのげる建物
コウモリは隙間がある家+暖かくて雨風しのげる場所+暗くて狭い空間を好みます。
雨風しのげる屋根裏は人目につきにくく、洞窟で生息するコウモリのように生活しやすい場所なのかもしれません。
家の中に直接侵入できなくても室外機の裏、雨戸や戸袋にも棲み着く場合があります。
暗くてぶら下がれる場所
コウモリは休む時の姿勢は身体を逆さまにぶら下がるような姿勢になるのが特徴。
屋根裏などでは、ぶら下がれる場所が多いのでコウモリにとって居心地の良い空間です。
屋根の瓦の隙間などから侵入されるケースや家の外壁や軒下の隙間に入り込むこともあります。
気付きにくい場所ですが、外から出入りしている姿を見かけたら、巣を作られている可能性があるので注意または対策が必要です。
コウモリによる感染症
コウモリは様々な病原菌や寄生虫を媒介する生物として有名な動物です。
代表的な媒介するウイルスはSARS(重症急性呼吸器症候群)・ヒトプラズマ菌・ニパウイルス・狂犬病・エボラウイルス・リッサウィルスなどがあります。
なかにはヒトに重篤な病気を引き起こすウイルス感染症なども存在します。コウモリ身体に触れ、噛まれたり引っかかれたりすることで引き起こす感染症やフン尿などの排泄物、感染している動物の体液、嘔吐物、糞尿に汚染されたホコリなどを吸い込むことで感染するものもあります。
コウモリを見つけても、コウモリや糞尿などを直接触れたりしないようにしましょう。
フン清掃などをする場合は、素手で触ったり、菌を吸い込まないようにマスクやゴーグルを装着して行いましょう。
ダニなどの寄生虫の発生
コウモリが長く住み着くことで、糞尿や死骸によって雑菌や汚染が広がったり、コウモリに寄生するダニや糞尿によってゴキブリなどの害虫やハエなどの寄生虫が湧く可能性があります。
なかには吸血性のダニが、わずかな隙間や壁を伝って部屋の中に侵入することで、ヒトやペットが刺されるといった2次被害が発生する場合があります。
《おすすめ》コウモリ駆除方法
コウモリ駆除・正しいフン清掃について詳しくは以下のコラムページをクリック
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まとめ
「コウモリはなぜ家に入ってくる?」その疑問と侵入原因、コウモリ駆除の注意点などについて解説しました。
コウモリは、瓦、屋根、戸袋など人の手の届きにくい暗くて狭い場所に巣を作ります。コウモリ専用の忌避スプレーで追い出せても再び侵入されることもあるので、しっかり侵入口を塞ぐことが重要なポイントです。
個人で追い出し駆除をするのは非常に難しい上、高所作業となると危険な作業になるので、安全性や再発を防ぐためにもプロにお願いすることをおすすめします。
「コウモリが頻繁に飛んでいる」「家の隙間から出入りしている」「フンが落ちている」など、コウモリ被害を感じたら、早めの駆除対策で被害拡大を防ぎましょう。
