鳥の巣の撤去は違反?鳥の巣・駆除について|

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鳥の巣の撤去は違反?鳥の巣・駆除について

「明け方や夜に鳥の鳴き声がうるさい」

「フンがたくさん落ちている」

「屋根や瓦の隙間から鳥が出入りしている」

「頻繁に鳥が来る」

 

そんなお悩みがある場合、建物や家の敷地内に鳥の巣が作られている可能性があります。

 

家の敷地内に鳥の巣を作られてしまうと、鳴き声による騒音やフン害によるストレスやを感じたり、衛生面の心配から、「鳥の巣を撤去したい」と考えている方もいれば、鳥の巣は縁起が良いからと可愛らしい鳥の成長を心待ちする方もいらっしゃいます。

 

こちらのコラムでは、鳥の巣の撤去において違反になりかねない法律「鳥獣保護法」と、適切な巣の撤去方法と巣作りされないための予防法についてご紹介しているので、是非参考にしてください。

建物に巣を作る理由と鳥の種類

家に巣を作る鳥といえば、スズメ、ムクドリ、ハト、ツバメなどがいます。それらの鳥は、安全な場所を見つけて巣作りをします。民家や住宅の軒や隙間に巣を作る理由は、雨風しのげて外敵から巣を守ることができる安全な場所だからです。

 

野鳥は天敵となるヘビやカラスが来ないような場所を選んで巣を作り、一度安全な場所だと認識すると、帰巣本能があるハトなどの鳥は何度もその場所に戻ろうとします。追い出してもまた同じ場所に巣を作る執着心が強い鳥もいます。

ツバメ

ツバメは春から夏にかけて日本にやってくる渡り鳥。農耕地や河川敷、建造物にも巣を作り、建物の玄関、壁や庇などの雨風しのげる場所に巣を作り、秋が近づく9~10月頃に日本を離れ、南方へ飛んでいきます。毎年、同じ町や巣に戻ってくることが多い。巣はお椀型で泥と枯草を混ぜて作るのが特徴です。

人間の家に作ると縁起が良いと言われ、観察する方も多く、親鳥は子育てを邪魔されず安心できる場所と認識しているのかもしれませんね。

スズメ

雀(スズメ)は身近に生息する鳥。3月~8月にかけて屋根や瓦の隙間、戸袋、軒下の隙間、配電盤や電柱のパイプ、木の枝などに巣を作り、複数回の繁殖期があると言われています。枯草や木の枝を巣材にするスズメは、建物の隙間に枯草を詰め込んだり、木の枝でボール型の巣を作ります。

 

ムクドリ

春から夏の繁殖期になると住宅の軒下や軒天の破損個所や隙間、雨戸の戸袋に巣を作ります。

巣からもダニが発生しやすいので卵を産み付けられないうちに早めに撤去するのが良いでしょう。

既に巣が完成されている場合、他の野鳥同様に卵やヒナが巣立ってから巣を撤去しましょう。

 

巣立つまで鳴き声がうるさい鳥として知られていますが、駅前の樹木などに群れで鳴いているのは親元から離れ巣立った雛たちです。

ハト

建造物に巣を作る傾向がある鳩は、ベランダの室外機の裏やソーラーパネルの裏などに巣を作り、外敵が少ない雨風しのげる空間スペースを好みます。木の枝を運び簡単な巣を作る傾向があり、枝を重ねた皿型の巣を作ります。

 

ハトは鳥類の中でも帰巣本能が最も強く、自分の住処を認識して離れた場所からでも帰ってくることができるため、一度お気に入りの場所と認識するとその場所に執着するため、追い出し駆除の後は再び侵入されない対策が重要です。

鳥の巣の撤去「鳥獣保護法」について

鳥獣保護法とは、鳥獣の保護や管理、狩猟の適正化を目的とした法律です。

許可なく勝手に捕獲や殺傷処分などは禁止されおり、例え個人の敷地内に巣を作られたり侵入した場合であっても野鳥を直接傷つけてはいけません。

 

許可なく野生鳥獣を捕獲した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。

許可なく勝手に捕まえたり、飼育することも禁止されています。

 

巣に卵や雛がいる場合も自力で巣から出て行けない状態なので、巣立つまで待ち、巣に何もない状態であれば巣の撤去が可能です。

住み着いた鳥獣の駆除について

住み着いた鳥獣の駆除では、鳥獣を直接傷つけずに忌避剤などで追い出すことや鳥の巣の中にヒナや卵がいない状態であれば、許可なく巣を撤去することは許可申請不要で行うことが可能です。

 

ヒナや卵がいる場合、巣立つまでそっと見守り、何もない状態になってから巣の撤去をしましょう。

 

ほとんどの場合、野鳥に人間が近づくとその場から離れていきますが、卵を温めている場合、すんなり移動しないこともあります。追い出しの際は、野鳥を直接傷つけずに忌避剤などで追い出し、その後、再び侵入できないよう防止しましょう。

鳥の巣があることで起こる問題点

鳥の巣が建物に作られてしまうと様々な問題を引き起こし、住んでいる住人の健康面にも影響をきたす恐れがあります。

鳥の巣による被害とは一体どんな被害があるのか、問題点を見ていきましょう。

鳴き声や羽音などの騒音被害

住宅に鳥が巣作りすると朝晩に聞こえる鳴き声でストレスを感じる方も多いようです。1羽2羽ではなく、数羽~十数羽の鳥が集まり、鳴き声による騒音や羽音で寝不足になったり、不快に感じる方も少なくありません。

建物や周辺のフン害

野鳥が建物に住み着くと多くの糞尿に汚染されたり、金属類の腐食などが生じます。特にハトは、一日に多くのフンをするので、その糞害によって「洗濯物が干せない」「愛車がフンまみれ」「建物が糞尿で汚染される」「悪臭や虫の発生」「アレルギーなどの健康面の懸念」「太陽光パネルなど機械の破損」などが発生します。

建物の美観を損ねるだけでなく、健康面にも影響をきたす恐れがあるため、フン清掃の際もマスクや手袋を装着しましょう。

小枝などの巣材が散乱する

巣作りのために小枝を巣材にする鳥が多く、周辺に小枝を落としてしまうこともあります。

室外機の裏などに身に覚えのない枝が散乱していたら、巣を作っている最中かもしれません。

早い段階で気付いたら、巣材の小枝を処分し、荷物を片付け、隙間を塞ぐなどして巣作りさせないようにしましょう。

ダニ・ノミ・異臭が発生する

野鳥に寄生するダニやノミが巣の中で繁殖し、壁を伝ってわずかな隙間から部屋の中に侵入することで二次被害が発生する場合があります。吸血性のダニやノミに刺されると激しいかゆみや発疹などを発症することもあるので、注意が必要です。

 

また、フン害による異臭で気分が悪くなることがあります。梅雨時期や夏場はハエやゴキブリなどの害虫や寄生虫が湧くこともあるのでこまめにフン清掃をしたり、殺菌・防ダニ処理などの消毒をしましょう。

巣を作られたら業者にまかせよう!

建物に鳥の巣を作られてしまったら、まずは巣の中の様子が確認できれば、ヒナや卵がいないか確認しましょう。

巣にヒナや卵がない状態であれば、そのまま巣の撤去ができます。

ご自分で手の届く場所で撤去しやすい場所であれば、安全を確保した上で作業できます。

 

しかし、屋根などの高所や狭い作業となると自分で作業するのは落下や怪我をするなど危険が伴うので、無理せず業者に依頼するのが無難です。

 

巣を撤去をしても再び巣を作られる可能性があるので、再発防止として防鳥対策が必要になるケースが多いでしょう。早めに被害を防ぎたい方は、業者にすべておまかせすると効果的かつスピーディーに作業をしてもらうことができます。

 

害鳥駆除予防でより良い解決策をみつけたいなら、まずは無料ご相談・お見積をお願いしてみてはいかがでしょう。

 

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