畳に発生する虫の種類と駆除予防対策|

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畳に発生する虫の種類と駆除予防対策

「畳から虫が湧いている」「畳のすき間から虫がでてくる」「虫は見えないけど虫刺されはダニのしわざかも」と畳に発生する虫にお困りですか。

 

和室の畳で虫が発生したら、虫の種類の特定や発生原因を確認して、駆除や虫を発生させない予防を行うことが大切です。

 

こちらのコラムでは「畳に虫が発生する原因」「畳に湧く虫の種類」「駆除方法」「畳虫の予防対策」について解説します。

畳に虫が発生する原因

虫は畳から直接発生するのではなく、人間やペット、空気などと一緒に室内に入ってきたものがほとんどで、外から入り込んだ虫は、湿度・温度・ホコリや餌があると繁殖しやすい条件が揃うため、畳などに大量発生しやすくなります。

 

畳がある部屋に虫が発生する主な原因は以下になります。

食べかすなどの汚れやカビが多い部屋

畳に虫が発生する原因の多くは、主に汚れです。

食べかすだけでなく、普段生活している上で、自然と出る人間のアカやフケ、ホコリなどは虫の餌になるので、畳が害虫の温床になり、畳や室内で繁殖していきます。又、湿気が溜まるとカビの発生にもつながり、カビを好む虫が増えるのです。

 

布団やカーペットを敷きっぱなしにしていると通気性が悪くなり、繁殖条件にピッタリな代表的な虫が、ダニです。ダニはフローリングよりも畳には100倍のダニがいるとも言われています。

 

食べかすやゴミ、家具や荷物が多い部屋、本、新聞紙や段ボール類を溜め込むのも害虫が湧く原因になるので、不要なものはなるべく溜め込まずに処分しましょう。

風通しが悪い湿気の多い部屋

害虫は、外からの侵入の可能性が高いので、汚れた部屋だけに発生するとは限りません。外から侵入し、繫殖しやすい環境であるかどうかが重要です。

 

風通しが悪く、湿気が多い部屋は、湿気を好む様々な害虫が繫殖しやすい環境になるため、様々な害虫が発生しやすくなるため、普段からお部屋の換気や湿気が溜まらない環境づくりが必要です。

畳に発生する虫の種類

ここからは、畳に発生する主な虫の種類を紹介します。刺されても影響が少ない虫がほとんどですが、なかには虫刺されやアレルギーなど、健康面に影響を及ぼす虫もいるので、注意してください。

 

ダニ

ダニには、刺すダニ、刺さないダニの2種類がいますが、なかでもアレルギーの原因になるケナガコナダニチリダニは、身近にいるダニです。

どちらも全長0.2~0.5㎜で乳白色のダニで、目に見えないほどの小ささです。

 

人を刺すことはありませんが、アレルギー性疾患(喘息やアトピー性皮膚炎)を発症することもあります。

 

特にチリダニは、家の中に潜むダニの7割以上を占めています。

 

カビが発生しやすい気温25℃・湿度70%を超える時期(1月~6月・9月~10月頃)や湿気が多い環境に増殖します。

 

コナダニは、かつお節、小麦粉、みそなどの食品や畳から大発生することがあります。又、コナダニを捕食するツメダニ(刺すダニ)が発生しやすくなります。

 

チリダニは、人の垢やフケ、カビを好み、ホコリに紛れていたり、カーペットの裏、畳、布団など様々な場所に発生します。

 

どちらのダニも死骸やフンでアレルギーの原因になるので、こまめに掃除を心掛けることで死骸やフンを減らし、ダニの増殖を防ぐことができます。

 

ツメダニ

ツメダニは、チリダニやチリダニ、チャタテムシなどを捕食するダニで、人と接触した際、皮膚を刺咬し、かゆみに襲われます。

 

全長約0.7~0.8㎜で淡黄橙色ですが、目に見えないほどの小ささです。

 

5月以降から夏の暑い時期(7~9月頃)に畳やじゅうたん、カーペット、寝具などに発生します。

 

1㎜もないダニは、目視で確認するのが難しく、発見に遅れが出やすいので、かゆみや虫刺されが気になったらダニの可能性が高いでしょう。

 

シバンムシ

畳の表面に小さな穴が開いていたらシバンムシが発生している可能性があります。

体長2~3㎜なので目視で確認できます。赤褐色で小豆のような茶色で丸い形をした甲虫です。

 

発生時期は、5~10月頃ですが、乾燥に強く湿度が低くなっても発育が可能。

 

畳やペットフード、乾麺やかつお節、タバコや本など様々な食品を食害します。シバンムシは顎が強く、密封容器や封をした食品を穿孔(せんこう)で穴をあけます。

 

シバンムシは、人を刺すことはしませんが、畳の上で寝ていると誤って噛むこともあります。

シバンムシの幼虫に寄生する「アリガタバチ」は人を刺して毒性もあるので、注意が必要です。

 

アリガタバチ

名前の響きからハチかな?と思われるかもしれませんが、アリガタバチは、ハチの仲間ですが、形がアリに似ているのでアリガタバチと呼ばれています。

 

体長約1.5~2.5㎜で、身体は赤褐色。アリもハチの仲間ですが、アリガタバチは腹部の形がアリとは違い、お尻の先がとがった茶色いアリで、ハチのような形をしています。害虫のタバコシバンムシやジンサンシバンムシの幼虫に寄生します。雌は無翅ですが、雄は有翅型と無翅型がいます。人間の皮膚を刺す毒針を持っているのは雌のみで、刺されると痛みや腫れ、かゆみを引き起こします。

 

家の中にアリガタバチだけが発生することは少なく、寄主となるシバンムシがいる湿気の多い場所、畳、乾燥食品が保管している台所や居間などに発生します。

アリガタバチが発生していたら、まずはシバンムシの駆除が良いでしょう。

 

チャタテムシ

チャタテムシはダニに間違われやすい湿気やカビの多い場所に発生しやすく、畳だけでなく食品にも付く害虫です。

体長約1~2㎜ほどで、目視でも確認できます。カビやホコリを好み、高温多湿の時期に多く発生します。毒性もなく、直接人に害を与えることはありませんが、大量発生することもあり、不快に感じる人も多いでしょう。

 

シミ

紙魚(シミ)は、体長約8~10㎜ほどで、灰色や銀色の虫。長い触覚と細長い体でウネウネ動きます。古本や和紙、段ボール類を畳の上に置いておくと畳の裏などに住み着くこともあり、ホコリや湿度の高い場所に発生します。人体への影響はなく無害ですが、見た目の不快な害虫です。

 

シロアリ

シロアリは、主に床下から柱などの木材を食害していく害虫。和室の畳まで被害が広がり、畳のすき間からシロアリが発生することもあります。シロアリによって建物の耐震性にも影響を及ぼすおそれがあります。畳にシロアリが発生していたら、既に床下にも被害が発生している可能性が高いでしょう。

 

個人で駆除する場合、あくまでも応急処置として考えましょう。畳だけでなく、見えない床下や柱内部にはシロアリが発生している可能性があるので、床下点検口や畳を上げて、専門業者によって駆除を行う必要があります。被害拡大を防ぐためにも、シロアリや羽アリを見つけたら、業者に依頼することをオススメします。

畳の虫を駆除する方法

畳に虫が発生したら、以下の方法で駆除しましょう。虫の種類によって、一時的な効果しか得られない場合もあります。その際は、応急処置として対処してください。

殺虫スプレーをかける

畳から虫が発生したら、殺虫スプレーを吹きかけて駆除するのが簡単です。しかし、虫の種類を確認をした上で、対象となる殺虫剤であるか、用法を守って使用しましょう。殺虫スプレーを使用した後は、換気や丁寧に掃除機をかけて虫の死骸を回収しましょう。

 

畳に注入させるタイプの殺虫剤も効果的ですが、繰り返し虫が出てくる場合は、殺虫スプレーだけでは駆除しきれない場合があります。

畳全体に薬剤処理をしたい場合は、殺虫スプレーの他にも有効的な薬剤処理方法を試してみましょう。

 

燻煙剤を使用する

燻煙剤は、部屋の隅々まで行渡り、虫を駆除します。発生している虫に対応している部屋の広さに合ったものを選びましょう。

しかし、畳を敷いたまま燻煙剤を使用した場合、畳の裏にまで薬剤が行渡らない場合があります。鍵の裏にすき間をつくり、隅々まで薬剤が行渡るようにすると良いでしょう。

 

しかし、家具や荷物がある場合は、移動させる必要があります。食べ物や家電製品に薬剤が掛からないように食品は片付けて、家電製品はビニールシートや養生で保護しましょう。

 

布団乾燥機を使用する

畳の上に布団乾燥機を設置して布団をかぶせて、熱乾燥をすることで、虫を死滅させることができます。

主にダニは、50℃以上の温度で死滅するので熱処理が効果的。広い部屋では移動させながら繰り返し熱処理を行うことで除去が可能です。

畳を移動させる必要がないので、簡単ですが、荷物が多い部屋では駆除しきれない場合もあります。

畳の虫の予防対策

畳に虫が出ないように予防したい方は以下の方法で予防しましょう。

 

こまめに掃除する

畳を隅々ゆっくりと掃除機で細かいゴミやホコリを吸い取り、害虫の餌になるものを無くしましょう。毎日こまめに掃除をすることで、害虫の発生を防ぐことができます。掃除機はゆっくり丁寧に掛けるのがポイント。見えないダニの死骸やフンを吸い取りましょう。又、アルコールスプレーなどで拭き取り掃除で汚れを取り除きましょう。

 

風通し良くして湿気を溜めない

畳に発生する害虫のほとんどが、湿気の高い場所に集中します。湿気を溜めないように換気や除湿が大切になります。エアコンや扇風機を使って空気を循環させて部屋の湿度が50~60%以上にならないよう心掛けることで害虫の発生や増殖を防ぎます。

 

畳の上に敷いたままにしない

畳の上にカーペットを敷いたままにしていると、湿気が溜まりカビや害虫が発生しやすくなります。布団を敷きっぱなしにするのもNG。

じゅうたんを敷きたい場合は、防虫効果のあるものを選んで、こまめに干すようにしましょう。

 

防虫シート・床下調湿材を敷く

湿気が多い、気密性の高い部屋で湿気が気になる場合は、畳に裏に敷く防虫シートも有効的です。畳を上げてそれぞれの畳の下に設置しておくと長期的に害虫の発生を予防や湿気対策としても有効的な商品が多いです。

 

畳や床、押し入れなど、湿気やカビが多い場合は、床下の湿気が原因である場合があります。床下の防カビ・防虫・湿気対策をを希望する方は床下調湿材も有効的です。

 

防虫効果のある畳に交換する

畳の害虫が気になる方は、防虫効果のある畳に張り替えてみましょう。自分で購入又は畳屋さんに直接相談してみましょう。

 

害虫の種類や被害の状況によっては、畳の張り替えだけでなく害虫駆除(薬剤処理)などが必要な場合もあります。新しく畳を交換する前に、害虫の発生原因を調べてから駆除予防することをオススメします。

業者に害虫駆除予防を依頼する

専門業者ではそれそれの被害状況に合った方法で駆除処理を行います。もちろん、害虫の種類によって使用する薬剤、施工の流れは異なります。

 

主に、薬剤噴霧・薬剤散布

 

粉剤・ベイト剤処理で害虫を駆除!

 

畳やお部屋には、様々な害虫が潜み繁殖しやすく、畳などに発生した小さな虫の種類の特定や有害な虫なのか、確認も難しいもの。

 

個人で駆除したい方は、ホームセンターなどでも販売されている薬剤を使用することで被害が減少されることもありますが、一時的な効果があっても、時間が経つと再び発生する場合は、他にも発生原因が隠れている可能性があります。

 

例えば、床下の湿気やカビ臭、ジメジメが気になる方は、床下に害虫が潜んでいる可能性があるため、床下に潜って点検や駆除作業をしなければなりません。

 

狭くて暗い床下を調査するのは難しいため、そのまま放置してしまったたり、害虫被害に長い期間気付かないままでいれば被害が広範囲に広がる恐れがあります。

 

害虫のなかでも、シロアリなど木材を食害する害虫もいるので、しっかり害虫や湿気対策をしたい方は、専門業者に依頼してみましょう。

業者選びは、どんな害虫にも対応できる信頼できる業者を選ぶと良いでしょう。まずは、お電話などでご相談してみてください。

 

害虫駆除の施工事例

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