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なぜカラスがやってくる?賢いカラスを追い払う方法や建物を守る対策とは?
カラスと言ったらゴミを荒らし、時には人を攻撃してくる危険な害鳥!そんなカラスについての豆知識をご紹介!
目次
カラスの特徴と種類
世界には、約120種類ほどのカラス科の鳥がいますが、日本には10種類ほどが生息しており、種類によっては「ほんとにカラスの仲間?」と思うような色鮮やかなものもいます。
ルリカケス、カケス、オナガ、カササギ、ホシガラス。
そして一般的にカラスと呼ばれる黒を基調とした「カラス属」は5種類ほどいます。
ハシボソガラス、ハシブトガラス、コクマルガラス、ミヤマガラス、ワタリガラス。
人間が生活している市街地やその周辺の森林など多くの場所で棲息し、被害が問題視されているカラスは「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」の2種類です。
この二つの種類のカラスはあまり見分け方が付かない黒いカラスです。
鳴き方や棲息する環境などの習性は異なりますが雑食であることに変わりはありません。
都会でよく見かけるカラスのほとんどが「ハシブトガラス」と言われていますが、近年、環境変化により森林などでの棲息が難しくなったことや餌を求め、本来の棲息場所から行動範囲も広がり、餌の豊富な街中にまで出てくるようになっているのが現状です。
そのなかでもカラスはカラスの縄張りを持ちながら生息しています。
日本で繁殖するカラス
良く見かける黒いカラスのほとんどがハシブトガラスとハシボソガラス。
鳴き声 | 見た目 | 歩き方 | 生息地 | 食性 | |
ハシブトガラス | 「カーカー」澄んだ声 | クチバシが太く 足は短め | スズメのようにジャンプするように移動 | 樹林、ビル街、住宅地、立体構造の建物など | 肉食傾向 高い場所に運んで食べる |
ハシボソガラス | 「ガーガー」唸った声 | クチバシが細く 足は長め | 足を交互に歩行する | 河川敷・農耕地・開けた場所 | 植物食傾向 地面で食べる |
ゴミ捨て場でのカラス対策
お住まいの近くのゴミを器用に、時には乱暴にゴミ袋の中を荒らすカラスの姿を目にした事はありますか?
最近ではゴミ捨て場にはネットを設置して害鳥による予防対策を行う自治体や、ステーションを設置していたずらできないよう工夫されているマンションなどが多いことで害鳥被害は緩和されている地域もあります。
そうではない場所では、カラスはここぞとばかりに人が捨てたゴミ袋の中身を散乱させてしまいます。
ゴミ収集される曜日に合わせ決められた時間帯に出しても、頭の良いカラスは、収集される前の早朝にゴミを荒らす知識を身に着けられているのかもしれません。
ゴミの日の朝にカラスを良く見かけ、ゴミ出しの際にカラスに襲われたり、攻撃するカラスもいれば、近づくと離れた場所に飛んで行きながらこちらの様子を見ているカラスがいたりと、とても賢いカラスは人の行動をよく観察しているように思います。
害鳥カラスの悪いイメージ
カラスはゴミを荒らしたり悪さばかりする鳥のイメージが強く、見た目も黒く逞しく鋭い観察力で獰猛なイメージがあります。
道路で轢かれた動物の死骸を数羽の群れが集っている光景を見ることもありますが、雑食性の野生カラスの本能でもあります。
しかし悪いイメージを持たせてしまっているのは私たち人間の仕業でもあるのです。
それはやはり森林伐採、自然環境破壊がまねいたことによってカラス以外の鳥類も人間社会に溶け込むように棲息し食する好みや知恵も付いたことで、人間の捨てたゴミなどを狙うようになり、このような環境下で新たに繁殖、増殖していっているのです。
カラスは昔から縁起の悪いイメージで「カラスが鳴くと不幸の前触れ」などと言われていますが、あくまでもそれは迷信です。しかし昔から農作物や小動物、人間の捨てたゴミをターゲットにして多くの場所で被害を与えてしまうカラスにどう対処していくのかが重要です。
カラスの賢さは昔からすごい
賢いカラスとして昔の日本神話では天皇の道案内をした八咫烏(ヤタガラス)として信仰の対象にもなっていました。
三本の足の姿で知られ奈良の八咫烏神社にまつられています。それほど古くからカラスの賢さは他の鳥類と比べとても優秀な能力を兼ね揃えているのかもしれません。
そんなカラスであるからこそ、本来棲息する森林などの減少が都会や人の住む街にまで行動範囲を広げ、狙うものが私たちの捨てるゴミへと変わっていってしまっているのが現状です。
カラスも生き抜くために鋭い判断力を活かして活動しているのです。
カラスの持つ知能はすごい!
私たちの暮らしに当たり前のように姿を見せるカラス。
早朝から昼間も活動し、夕暮れには森林などに帰る姿はカラスの特徴的な習性ですね。
街中の電信柱や建物などから、こちらの様子を観察するように高い場所にいたりゴミ捨て場に群がる姿、車の交通量のある場所でも知恵を使ってクルミを割る姿、獲物を狙う姿、そんなカラスの賢い行動をテレビやネット動画などでも多く投稿されていますね。
実際に道路で、目をそむけたくなってしまうような動物の死骸に群がる光景を目にしたり、器用な口ばしでゴミを荒らす姿、周囲を観察する姿は、とても近づきにくいものです。
他の鳥類とは大いに違う能力に、私たち人間も驚かされます。
彼らは記憶力も優れ、学習能力もある賢い鳥です。
人間の言葉を覚えることができるほどで知能は7歳児程度の能力を持つとも言われています。
カラスは視力もすごい!
カラスは視力がとても良く視力は人間の約5倍とも言われています。
視力の良いため強い光が苦手のようです。
警戒心の強いカラスは人間の行動を観察するように行動しているのかもしれません。
時に人間に慣れたカラスもいますが、相手は野生の鳥です。餌付けなどを行うと当たり前のように住み着いてしまいます。
嫌われ者になってしまったカラス
これほど知能や学習能力の高く賢いカラスがなぜ人間に嫌がられてしまうのか…。
人間に保護されたカラスとは異なり、危険で怖い嫌われ者になってしまったのはゴミなどを乱暴に荒らしたり子猫やネズミなどの小動物やヒナ鳥・卵でさえ餌にして弱い相手はかりを狙う姿や人の頭を突っついて攻撃しきたり乱暴で残酷なカラスの姿。
群れで鳴く声も、縁起が悪いなどと言われてきたことから黒くて怖い鳥として印象を持つようになりました。
そんなカラスの繁殖が、街中に溢れてしまっているのが現状です。
カラスの繁殖期は危険!
3~7月頃はカラスの繁殖期でもあり仲間を呼び集めるように良く鳴き多く活動しています。
特に4~6月頃は子育てシーズンになります。
この時期は巣にいるヒナや卵を守るために過敏になって警戒心が強くなっています。
縄張り意識も強まり、カラス同士の喧嘩、敵への攻撃も見受けられます。
人間にも巣の近くを通ったり警戒しているカラスと目を合わせると敵と判断し頭の上に飛来して威嚇してきたり攻撃してくるものもいます。
カラスが短く繰り返し鳴いている時は周囲を警戒している時です。
カラスが威嚇したように鳴いている時には、背後から襲ってくる危険があるので刺激せずにその場から離れるのが良いと言います。
繁殖期には、むやみにカラスに近付いたり、過度な刺激、カラスを追い払う行動は避けましょう。
一度その場から離れてもカラスはよく観察しています。繁殖期は特に十分に注意しましょう。
カラスは捕まえたらダメ?
野鳥カラスを許可なく勝手に捕まえてはいけません。
カラスは、他の鳥類同様鳥獣保護管理法により許可なく勝手に捕獲や殺傷・卵やヒナの捕獲・子育て中の巣の撤去も原則禁止されています。
そのため卵やヒナがいない時期にはカラスの追い出し、侵入口を塞ぐ施工などの方法で駆除を行うようにしましょう。
被害に困っているのに「捕まえてほしい」とお思いの方もいらっしゃいますが、日本の法律で野生の動物、害鳥たちを捕まえることはできません。
被害対策を繰り返しても効果が得られず、被害が深刻化し、やむを得ない場合など、許可が認められる場合がありますが、手続きには様々な書類が必要となり、許可申請を提出してから数週間後に許可が下りてから作業を行うことになります。
一般的には追い出すことがメインのカラス駆除となります。寄せ付けないための建物に合わせた施工を行います。
カラスに毒餌を与えることも禁止されていますので、捕獲駆除を行う際は、必ず各自治体にご相談の上、都道府県知事の許可申請を行う必要があります。
地域によってカラスの天敵となる鷹や嫌がる音を出して追い払う自治体のカラス対策を行うこともあるようです。カラス被害にお困りの際は一度自治体などに相談してみると良いでしょう。
カラス被害の相談窓口
個人の家に被害が発生していたり公共の場でのカラス被害はそれぞれに手続きが必要であったり勝手に手を出すことができない場合もあります。
不動産管理会社、大家さん、電線などでは電気会社、個人宅では自治体のご協力など被害場所によってそれぞれに相談することをおすすめします。
例え住まいのベランダなどに飛来防止対策をする場合にも、作業する前の許可が必要なケースもあるので、各管理会社などに相談してみましょう。
カラスよけグッズで寄せ付けない方法
カラスを直接傷つけたり、捕獲せずに追い出したり寄せ付けない様々な手続きをしなくても良い方法とは、どのような方法が効果的なのでしょう。
カラスによる被害は田畑などで作物を育てる農家さんだけに留まらず住宅やビル、倉庫などにも侵入、立体駐車場や鉄骨の隙間などに巣を作られる被害も起きています。
枝やハンガーを集めてきて巣を作る頭の良いカラス。雨風しのげる場所で卵を産み子育てします。
カラス被害は、一般家庭よりもビルの非常階段や屋上などに集まり鳴き声やフン被害で頭を悩ませる方も多いですね。
田畑では、カカシや反射板、マネキンや光るものを吊るすカラス除けグッズは様々な種類が販売されています。
他には超音波発生装置を利用して、人間には聞こえない周波数の音を出し、フラッシュライトを当てて撃退させるものもあります。
それぞれの自治体ではカラスを追い出すための威嚇音を鳴らすなどの対策を行っているようです。
建物に集まるカラスを防止するためには、一般家庭でも使用できるカラスよけグッズも販売されていますが、効果のある物、効果を得られない物もあるようです。
それは利口なカラスの「慣れ」が原因となることもあるため。最初は寄って来なくなり、効果が得られたと思ったら、一時的なものに過ぎず、一羽が慣れてしまうと「大丈夫」と認識するかのように再び被害を与えることもあるので、諦めずに定期的に変化を与える対策を行うのも良いかもしれません。
建物の一角のスペースや、ひとつの空間に来るカラスには飛来防止ネットやスパイク(剣山)などを設置することで、侵入防止、羽休みできない方法も効果的です。
建物の構造や、環境によって対策は異なるため、どのような方法が効果的であるのかは、定期的に対策に変化を与えて寄り付きにくい対策を行っていきましょう。
カラスが嫌がる苦手なものとは?
「強い光が苦手」
「大きな音が苦手」
「雑食性だか、刺激の強い食べ物が苦手」(唐辛子・ワサビなど、辛い・すっばい・苦いもの)
「アルコール・酢なども苦手」嗅覚は鈍いため口にしても吐き出す
「生野菜・木の葉」雑食でも消化に時間がかかるため食さない
「人の視線、人に見られるのを嫌う」
「臭いには鈍く匂いで食べ物の判断ができない」
「意外と小心者で警戒心が強く用心深い」
街に来るカラスの好物
「脂身の肉・揚げ物」
「ペットフード」
「マヨネーズなど」街中のゴミには好物が多い
「ブリ・イワシ・サバ・アジなど脂の多い魚」意外と新鮮な魚が好き
「トウモロコシ・スイカ・トマト」甘みのある野菜は好き
「バッタ・ミミズ・幼虫や昆虫」
雑食のため、何でも食べるイメージですが、生ゴミの中で最も好むのは、脂っこい高カロリー食を好む傾向にあります。
その他、果実や植物の実もカラスの好物ですが柔らかい穀物などの植物性の食料も好んで食べます。
しかしカラスの食べ物の好みは地域や時期などによって、野菜や果物など、時にはネズミ、子猫など、鳥類、小動物の死骸でさえ食べてしまいます。
イタズラなカラス被害とは
「生ごみを荒らす」食べたいものを選ぶため
「農作物、家庭菜園の作物を狙う」
「ベランダを荒らし物を盗まれる」ハンガーなど
「鳴き声がうるさい」
「フン害によって汚染される」
「威嚇のため攻撃してくる」繁殖期が最も攻撃的
「電信柱に巣を作り停電被害の発生が起こる」木枝やハンガーなど運んで作る
警戒心の高いカラスは、ハトのような人懐こさはなく、身体も大きく、堂々たる姿で電信柱や建物に飛来して、地上には人間を避けて早朝にやってきます。
人の住むマンションのベランダに飛来してきても、人の出入りが多い場所には巣を作らず、夕暮れには森林に帰り、森林をねぐらとしていますが、環境の変化によって、建物に巣を作るカラスもいます。
ただ羽休みに飛来してきているとしても、毎回カラスたちがやってくるのはとても不快なものですね。
街中では、非常階段や屋上などに多く集まる姿を目にすることがあります。
被害状況に合った様々な対策でカラスを寄せ付けないために、カラスが「ここには居たくないなぁ」と思わせる必要があります。
対策には様々なグッズを取り入れながら「慣れ」を与えず「変化」を加えて追い出していく必要があると言えます。
まとめ カラス駆除
様々な場所で被害を与えるカラスですが、日常生活の中で、私たちが日々出すゴミの捨て方などにも工夫していく必要がありますね。
自然環境に戻すにはとても困難な状況ではありますが、彼らの生態系を守るためにも、カラスを傷つけることなく対処していくことが大切です。
安心で安全な生活が送れるよう、人間にとっても、カラスにとってもより良い環境づくりが大切と言えます。
クジョリアでは
家屋・倉庫への侵入防止
ベランダやゴミ捨て場など
環境に合わせた施工
飛来防止ネットの設置対策を
ご提案しています。
カラスの活動は一年を通して「春夏秋冬」どの季節にも生息しています。
それぞれの自治体でも、カラスを追い払うための対策を行っています。
被害を減少はさせるには対策を続けていく必要があります。
クジョリアでは、カラスの特徴を学んだプロによる施工で建物に巣を作る賢いカラス対策を行っております。
千葉県内を中心に、東京都内、茨城県内までのエリアで活動しておりますので、カラスやハトなどの害鳥被害でお困りの方、個人での対策が困難な場合には、是非ご相談ください。
カラス駆除|千葉・東京・茨城の害鳥駆除・防除専門のQujolia(クジョリア)