人やペットを刺すマダニ|害虫が家の中に発生した時の注意点|

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人やペットを刺すマダニ|害虫が家の中に発生した時の注意点

キャンプや花火大会など屋外レジャーやイベントが盛りだくさんな楽しい夏ですが、暑い夏には半袖や半ズボンなど肌の露出が多くなっていくと、屋外では危険な害虫と鉢合わせてしまうことがあります。

 

夏や秋頃は刺したり吸血したりする危険な害虫被害が急増します。

 

今回はペットや人を襲う「マダニ」を中心に、最後には「スズメバチ・蚊の危険性」についてもご紹介しますので、この夏の害虫対策として役立ててください。

マダニが潜む場所は何処?

人間や身近な動物でもあるイヌ・ネコなどの動物を吸血して栄養源にするマダニは、森林や茂みなど様々な場所で動物に寄生する機会を狙って潜んでいます。

 

キャンプ場や山登りに多いイメージですが、野原・茂み・公園・河川敷などに生息。

マダニは3月~11月頃まで盛んに活発しますが、冬でも暖かい家の中では生息できてしまうので油断できません。

 

お出かけやペットのお散歩から家に持ち帰ってしまうことで人やペットを吸血しながら家の中で繁殖していく場合があります。

お散歩やお出かけから帰宅したら、玄関に入る前にペットや洋服にマダニが付いていないかチェックをしましょう。

マダニが媒介する感染症とは?

マダニに咬まれると痛みはもちろんですが、もっと怖いのが「SFTS重症熱性血小板減少症候群)」による死に関わる感染症です。

その他、日本紅斑熱やライム病などの感染症を引き起こす可能性があります。

「SFTS重症熱性血小板減少症候群)とは?」

ほとんどの方が自覚症状がないと言われていますが、SFTSを持つマダニに咬まれると、様々な症状が現れる場合があります。

 

咬まれてから潜伏期間は6日~2週間程度の期間を経て、主に原因不明の発熱、消化器症状(食欲低下・嘔気・嘔吐・腹痛・下痢など)頭痛・筋肉痛・咳などの呼吸器症状、リンパ節腫脹、出血症状(紫斑・下血)、神経症状(意識障害・けいれん・昏睡状態)を引き起こす場合があります。

その後、数日で突然重症化してしまう事例もある致死率の高い危険な病気です。

感染症になる確率は?

病原体の数や咬まれた免疫状態によって感染率は異なります。

マダニは一生のうち3回吸血をして脱皮します。1~2分吸血し、動物から離れ、転々として病原体を持った時に、2回目か3回目の吸血で病気に感染します。

全てのマダニが病原体をもっているわけではないので、咬まれても軽症・無症状の方もいます。

屋外でペットやお子様がマダニに刺されないための対策

公園などで遊ぶお子様やペットのお散歩コースでご自分も吸血されてしまうことがあります。

 

屋外に出かける際は長袖・長ズボン・手袋・長靴・帽子・首元も露出を避けること。

 

更にはマダニが嫌う虫よけスプレーを使用しましょう。

虫よけ殺虫剤は、完全に付着しないとは限りません。効果も6~8時間ほどです。

いちばんは、マダニがいそうな茂みの多い場所には行かないようにすることです。

庭の草刈りやお手入れの際も露出を避け、十分に注意しましょう。

 

お散歩中にペットに寄生したマダニを家に持ち帰ってしまうと家の中で産卵して繁殖する場合があるので、帰宅後は皮膚に付着していないかチェックしてあげましょう。

家の中のマダニが繫殖したら

基本的にマダニは屋外で生息していますが、ペットや人を経由して家の中に持ち込んでしまうと、気が付かないうちに布団・ソファーやカーペットなどに潜り込んで繁殖していく場合があります。

 

ペットや人以外にもネズミが住み着いているとネズミに寄生したマダニや他のダニが移動して部屋の中に潜み、血液を求めて人やペットに危害を加えます。

ネズミが住み着いていたらマダニだけでなくイエダニなどの吸血性のダニが発生しやすくなるので、早めのネズミ駆除をしましょう。

 

マダニを駆除する際は、素手で触らずに市販の薬剤で駆除する他、業者に依頼をしましょう。何より部屋の掃除を心掛け、早めに被害に気付くことが大切です。

 

人がマダニに咬まれた場合・・・

マダニを無理に自分で引き抜こうとしないこと。マダニに咬まれたと気付いて無理に自分で除去しようとすると、アゴだけが残って、後から炎症や病気を発症する恐れがあります。

 

肌にくっついたマダニを早く取り除きたいという気持ちになりますが、マダニを「簡単に散り除く方法」はいくつかあるとは言え、マダニは吸血することだけではなく媒介する感染症に注意する必要があります。皮膚科に受診して取り除くのが安全です。

体調が急変して命に関わることもあるので、自分で除去した後もそのままにせずに医療機関に受診をするようにしましょう。

 

ワンちゃんネコちゃんがマダニに咬まれた場合・・・

体の小さな小型犬猫の場合、大量に寄生・吸血された際、貧血を引き起こす可能性があります。

感染症によって症状は咬まれてすぐではなく2~3週間で症状が現れる場合があります。

 

ダニの唾液がアレルゲンとなりアレルギー症状を起こす場合や、ライム病やバベシア症などの人や犬にも症状がでる人畜共通感染症を媒介する危険があり、命にかかわる恐れもあります。お散歩から帰ったら必ずペットの体をチェックしてあげましょう。

 

ペットの犬猫には専用のノミ・マダニ予防のフロントラインなどのお薬も効果的です。

 

マダニの大きさは3㎜ほどですが吸血すると10㎜を超えることもあり、黒っぽいイボのようにも見えます。ペットの被毛が少ない場所に付きやすいので、目のまわり・顔まわり・耳・胸・脚の付け根・肛門まわりをチェックしましょう。

 

ペットの体にマダニが付いていたら、マダニを掴んで無理に取り除いたり潰したりしないようにしてください。

酢やアルコール消毒をコットンに染み込ませてマダニの上にそっと押し付けるとポロッと取れることができます。

 

何匹ものマダニが付いていたり、ペットの様子おかしいなど異変を感じたら、かかりつけの獣医師に相談して動物病院へ受診しましょう。

家の中に発生するダニやその他の害虫について

ここまで人やペットにを咬んで吸血するマダニについてご紹介しましたが、他にも刺したり咬んだりするツメダニやイエダニが家に潜んでいることがあります。

イエダニは主にネズミに寄生しているので、屋根裏や壁の中に潜むネズミの死骸から吸血源を求めて部屋に移動する場合があります。

鳥の体にも寄生するので、巣から外壁を伝ってダニが室内に侵入する事例も報告されています。

 

ダニ以外では、トコジラミと言うシラミの仲間も、深夜、暗くなると寝ている人を刺して猛烈な痒みや皮膚炎を起こします。旅行先や宿泊した場所から荷物や衣類に付着して家の中に持ち込んでしまう非常に厄介な害虫です。

 

「何の虫かわからない」という方も多いほど、様々な害虫による健康被害が生じたり、不快害虫の異常発生も報告されています。

そのまま放置せずに、速やかに駆除をして増殖させないようにすることが大切です。

家の中に発生する小さな虫の予防方法

虫の種類や被害の状況によって対策も異なりますが、できるだけ害虫被害を防ぐために以下の予防を心掛けましょう。

 

・散歩やお出かけのあとは虫の付着をチェックする

・茂みや森林に行く際は露出を避ける

・お部屋をこまめに掃除する

・掃除機は入念にする

・網戸の隙間を塞ぐ

・ダニ予防は換気と掃除

・虫の種類に合った防虫剤を使用する

・庭の草木の剪定・草刈りをしておく

 

・虫に刺されたり咬まれたら医療機関へ受診する

・被害が緩和しない・繁殖していたら速やかに業者に依頼する

夏以降も被害急増の危険なスズメバチや蚊

スズメバチ

スズメバチは夏から秋にかけて巣が形成され、働き蜂の数も急増します。気性が荒くなっているのは10月以降。

攻撃性が強いスズメバチは、近づくだけでも威嚇行動として人を襲います。

スズメバチは危険を知らせて仲間を呼び、一斉に鋭い毒針を刺してきます。

 

複数~数百ヵ所も刺され、アナフィラキシーショックを引き起こすだけでなく、最悪の場合に至る危険な蜂です。殺人バチによる被害事例は毎年報告されています。

庭木や地中、軒下や屋根裏にも巣を作るので、見つけたら絶対に近づいたり刺激せず、ペットが被害に遭う恐れもあるので、腰を低くしてその場から離れ、速やかに業者を手配してください。

 

蚊(カ)

夏に多い蚊。雨上がりには大量発生し、集中的に刺される人もいます。外出する際は、虫よけスプレーを常備しておきましょう。

家の蚊よけ対策は庭木のお手入れや草刈りです。バケツやプランター皿・水たまりに卵を産み付けるので水を溜めないこと。

玄関や窓の網戸からすり抜けて侵入してくるので、蚊取り線香や蚊よけグッズを使用してみましょう。

ペットでは犬用の蚊よけグッズやフィラリア症予防の投薬をおすすめします。

まとめ

マダニによる被害とその他のダニ対策。並びに夏に被害が増える危険なスズメバチや蚊による害虫対策をご紹介しました。

 

マダニに関しては、外出先で人やペットを襲う害虫です。

長袖・長ズボンなどの服装で露出を控え、帰宅後は付着していないかチェックをしましょう。

 

その他の害虫に関しても、半袖で過ごす時期は「刺されない・咬まれない」ように十分に注意してください。

 

市販の防虫剤や殺虫剤を使用して自分でできる駆除予防で解決できることもあれば、自分では解決が難しいこともあります。

放置して自然といなくなるのであればよいですが、繁殖して被害が広範囲に及ぶこともあるため「自分では駆除が難しい」と感じたら早めに業者に依頼することをおすすめします。

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