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ネズミは冬眠するの?冬の駆除対策について
屋根裏や壁を駆けずり回っていた夏のネズミ被害から、冬の寒い季節になるとパッタリと音がしなくなり「冬眠した?」「寒いから、いなくなったのかも!」と被害が解決したと安心してしまっている方も多いのではないでしょうか。
実は、家に住み着くイエネズミは冬眠しません。
この記事では冬のネズミ被害とその駆除対策についてご紹介します。
家にネズミが住み着かれている方も、被害が落ち着いた方も今後の再発防止のために役立つ情報をご紹介します。
数多くの種類がいるなかで冬眠するネズミや冬眠をしないネズミ2つの種類がいます。
国内では建物に住み着くネズミを「イエネズミ」と呼びクマネズミ・ハツカネズミ・ドブネズミの3種が様々な悪影響を及ぼす代表的な害獣として駆除の対象になっています。
目次
ネズミは冬眠するの?
ネズミのなかでも冬眠するネズミは確かにいます。しかし建物に住み着くイエネズミは冬眠はしません。
冬眠するネズミは、ハタネズミ・アカネズミ・ヒメネズミなどの野ネズミ。
クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミのイエネズミは、冬眠することなく一年中暖かい家の中で生活できるため、冬眠する必要がないのでしょう。
但し、基本的にネズミは寒さに弱い生き物です。
10℃以下の気温では動けなくなるので、冬の寒さをしのぐために家の中に侵入し、寒さをしのぎます。
イエネズミのなかでも、ドブネズミは普段下水道などの水場にいるとこが多いためか比較的寒さには強いと言われていますが、屋根裏などの乾燥した場所に住み着くクマネズミやハツカネズミは、厳しい冬の寒さのなかでは生きられないほど寒い場所が苦手です。
そのため寒い季節になると屋根裏の断熱材などをねぐらにして暖をとります。
外が寒い冬でも、家の中にいれば寒さをしのげてエサも得ることができれば、ネズミは冬を乗り切ることができるのです。
冬はネズミも大人しくなる?冬のネズミの行動は?
家の中に侵入したネズミは、一年中暖かい環境で生活できるため、冬眠はしませんが、動きが鈍くなる傾向があります。
夏から秋頃までカリカリ・カツカツ・トントンなどと壁や天井から聞こえていたのに、寒さが増す冬頃から音がしなくなったりネズミの気配を感じなくなったという方も多いようです。
どこかへ移動した可能性もありますが、もしかしたら「ネズミがいなくなった」ではなく寒さで動けず、エサとなる食べ物を見つけられずに弱って死んでいる場合もあります。
逆に暖房設備の整った環境では、寒さ知らずで活動を続ける個体もいるので冬でも食べ物の保管方法には注意しましょう。
冬でもネズミがうるさい!その原因は?
冬は、秋に繁殖した子ネズミが活動している場合もあります。
春(3~5月)と秋(10~11月)に繁殖のピークを迎えるので、子育ての準備のために親ネズミが侵入してくることもあります。
寒さに弱い子ネズミも外敵に狙われたり、病気やエサを得られず死んでしまうこともありますが、親ネズミと子ネズミによる被害が広がる時期でもあります。
冬でもネズミ対策は必要です!
屋根裏にネズミの死骸を残さないために、なるべくネズミが活発な時期に忌避剤で追い出したり、専用の粘着シートなどのトラップを仕掛けて、一匹も残さず捕獲しましょう。
死骸からやがてダニや寄生虫、病原菌などに汚染され悪臭がしたり、健康被害に繋がる恐れがあるので死骸を残さないよう駆除することをおすすめします。
ネズミがいなくなった後は、侵入口を塞いで再び侵入させない対策をすることもお忘れなく!
※弱っているネズミがいる場合、屋根裏での殺鼠剤・忌避剤の使用は死骸回収が難しくなる恐れがあります。
冬でも続くネズミ被害の実態とは
ネズミが住み着くと一体どのような被害が発生するのか、被害状況の一例をご紹介します。
動きが鈍くなるとは言え、環境が整っていれば活動を続け様々な被害が起こります。
精神的被害 | ・ネズミの足音などの不快感 ・鳴き声による不快感や睡眠障害 |
衛生的被害 | ・病原菌を媒介 ・糞尿による食中毒や赤痢 ・寄生虫による発疹熱・ペスト・ツツガムシ病などの病気 ・鼠咬症による発熱・皮疹・関節炎や肺炎などの感染症の危険 |
経済的被害 | ・食品被害(食材の損失) ・衣類や家具・家財等の破損 ・住宅設備の破損・漏電や火災の危険 ・農作物や家庭菜園の食害 |
ネズミが冬眠したと勘違いをされるケースも多く、対策を怠ってしまうとやがて再び被害がひどくなったり、他の害獣が侵入してくる恐れも考えられます。
小さなネズミがどこから侵入してきたのか、原因や場所を調査してしっかり被害防止対策をしておきましょう。
冬のおすすめネズミ対策
冬に住み着いたネズミを駆除することは大切ですが、春から再び活発になるネズミが増えたり被害が悪化する前に備えておくべき対策をご紹介します。
エサになる食材を片付ける
ネズミは何でも食べる雑食性の生き物です。
身近にいるイエネズミは、人間やペットなどが残した食べかす・置いておいた袋や箱のお菓子も咬みちぎって食べます。
台所の食品、倉庫にある米なども狙われやすいので、ネズミにいたずらされないように片付けておきましょう。
飲食店や工場などでも食材の保管方法に注意してください。
他には建物のまわりに生ゴミを放置しているとネズミや他の害獣、害虫が寄ってくるので生ゴミは溜め込まないように注意が必要です。
誤ってネズミが口にしたものを食べてしまわないように密閉容器や収納ボックスを利用してしっかりふたを閉めておくこともネズミ対策になります。
ビニールやダンボール類は簡単にかじれるので硬いプラスチック製のものを使う場合でもかじられていないか定期的に点検しましょう。
ねぐら(巣)を作らせない
家に住み着くネズミのほとんどがクマネズミと言われるほど屋根裏に住み着かれる被害が多く、屋根裏に巣をつくり繁殖し子育てをしています。
暗くて狭い屋根裏は、暖かくてネズミにとっては快適な空間です。
壁や屋根裏の断熱材などをボロボロにしてねぐらにします。
ダンボールなどの紙類・ビニール袋・布類はネズミの巣材になるので、不要になったものを外や部屋に置かないようにしましょう。
ネズミは小さな体でありながらエサや巣材を運び込みます。
寒さに弱いので、巣材もない・エサもない・隠れる場所がないことは、ネズミにとって居心地の悪い環境になるので、ねぐら(巣)を作らせないために整理整頓と清潔な環境づくりが大きな予防策になります。
侵入できないように塞ぐ
ネズミはわずか2~3㎝の隙間から侵入してきます。最小で1㎝ほどの隙間でも子ネズミは簡単に入り込めます。
広々とした場所は好まず、小さな隙間や狭い場所を好む傾向があるので、建物に入り込むのは家のまわりの隙間から壁と壁の隙間(壁の中)を通路にしながら屋根裏や床下などへ移動を繰り返します。
小さな身体のネズミはそんなわずかな隙間を見つけるのも上手。
壁を垂直に登ったり綱渡りもできるので、劣化してできた隙間以外にも様々な隙間を通って侵入してくるのです。
主なネズミの侵入口(侵入経路)
壁のひび割れ |
建物と基礎の隙間 |
瓦屋根・雨戸・戸袋の隙間 |
エアコン導入口 |
ダクト・配管・ホースなど |
換気扇や床下通気口 |
建物のまわりを良くみるとわずかな隙間を多く見つけます。フンが近くに落ちていたらネズミが通っている証拠。いったいどこから出入りをしているのか家周りをチェックしてみましょう。
室内に発生している場合でも、外へと繋がる道があるはずです。フンや黒い汚れ、油や黒いシミがネズミのラットサイン(痕跡)です。ラットサインがある場合、数ある隙間のなかから侵入経路を絞り出すことができます。
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ネズミの種類
家に住み着くネズミは「クマネズミ」「ハツカネズミ」「ドブネズミ」の3種類。通称イエネズミとも呼ばれています。
クマネズミの特徴
・体長:17~26㎝
・体重:100~200g
・しっぽが体と同じくらい長い(17~26㎝)
一般的に良く見かける(家に住み着きやすい)ネズミ。
運動神経も良く素早く動き、垂直な壁を伝ったり、綱渡りや配管を登る。
泳ぐのは苦手で乾燥した場所を好むため、屋根裏や天井などに住み着く傾向がある。
警戒心も強く学習能力も優れ、捕まえるのが難しいタイプでもある。
糞の大きさは7㎜ほどで細長い。
糞は動きながら排泄するためバラバラに落とす。それが移動していた通路とわかる。
ハツカネズミの特徴
・体長:6~10㎝
・体重:15~20g
・しっぽが短い(5~10㎝)
・耳が大きく小柄な体型
・フンの大きさは約5㎜ほど。
小柄なネズミのため、子どものネズミと間違われやすい。
身軽ですばしっこく綱渡りや狭い隙間も簡単に侵入する。
泳ぎは苦手で農村など自然環境に隣接した建物に住み着く傾向がある。
ドブネズミの特徴
・体長:22~26㎝
・体重:200~400g
・耳が小さくしっぽは短い(18~22㎝)
・腹部は灰色
・糞の大きさは10㎜ほど
3種類のイエネズミのなかでも一番大型で獰猛なネズミ。
泳ぎが得意で、下水溝や川沿いなどの湿った場所を好む。
綱渡りは苦手で床下や台所付近から侵入されることが多い。
ネズミは賢い生き物です
いつもと違った状態を強く警戒するネズミ。人間が住む家では人の動きがある日中は活動を避けて、深夜に活動する夜行性。
ネズミは何でも食べる雑食性ですが、特に餌や餌場には敏感になります。
個体によって好みや食べ慣れたものを選ぶことがあり、状況の変化に敏感で賢い生き物です。
仕掛けた罠に掛からない個体もいれば、すんなり掛かってしまう個体もいますが、時間が経つとその場の環境に慣れます。
捕獲する場合は、経過観察をしながら様子を見て、追加方法を加えながら捕獲を狙います。
冬のネズミ駆除は夏よりも効率的!
春から夏に比べて冬は活動量が減るため駆除は簡単そうに感じますね。とは言え秋冬対策の駆除をしないと再発のリスクが伴う恐れが出てきます。
環境状況にもよりますが、動きが鈍い時期に徹底的に駆除をして冬のうちに駆除をして春に繁殖を防ぐことをおすすめします。
ネズミは非常に賢い生き物なので油断禁物ではあると言えます。
冬のネズミ対策は簡単か、難しいかで言うと五分五分です。しかし夏より冬の方が被害が軽減できることもあります。
季節に関係なく被害を早く解決させることが重要ではありますが、冬にネズミ駆除するメリットをいくつかご紹介します。
夏に比べると冬は死骸の腐敗が軽減できる
ネズミは冬眠しませんが、寒くなるとエネルギーを温存するために動きが鈍くなります。活発に動き回らなくなるので割と被害も少なく感じたり、いなくなったと勘違いをしてしまうこともあります。寒さに耐えきれず、弱っている場合もありますが、冬の間は死骸が残っていても腐敗が進みにくいので悪臭に悩まされるデメリットを軽減できます。
暖かい時期では腐敗が進み、すぐに処分しないとダニやノミ、寄生虫や害虫、悪臭や病原菌などの被害が拡大します。
冬であれば腐敗が進みやすい他の時期より余裕をもって対処できます。しかし、死骸があるだけで不衛生な環境であることに変わりません。
秋に繁殖した子ネズミを冬のうちに駆除!春に向けて被害拡大を防ごう
ネズミは春(3~5月)と秋(10~11月)に繁殖ピークを迎えます。
冬の寒さをしのぐだけでなく、子育ての準備を目的として建物に侵入してくるので、繁殖される前に被害を防ぐ駆除をすることも大切です。
秋に産まれた子ネズミは約2ヵ月で繫殖能力を持つので冬のうちに駆除すると春に大繁殖する恐れを防げます。
冬は種類によって秋に産まれた子ネズミが冬に活動していることもあり、駆除は繁殖のピークを迎える前に行うのが効率的です。
・クマネズミ:夏頃(7~9月)
・ハツカネズミ・ドブネズミ
春頃(3~5月)秋頃(9~10月)
上記は駆除する目安の時期ですが、既に被害が出ている場合には早急に対処することが重要です。
冬のネズミに注意すること
冬のネズミは動きも鈍くなりますが餌がある限り冬眠せずに活動を続けます。
そんな中、冬ならではの被害に最も注意しなければならないのが漏電火災です。
冬は暖かい室内で活動しているため、誤って電気ケーブルや配線をかじることがあり、そこから漏電してしまうと空気が乾燥した冬は火災が起きやすくなります。
季節に関係なくネズミは配線の多い場所を通るので、電気ケーブルの故障やガス栓をかじってガス漏れが発生してしまう危険もあります。
何でもかじるネズミによる最悪の事態を防ぐために冬はもちろん、それ以外の季節でも注意が必要です。
どうしてコードなどをかじる?
ネズミは自身の伸びた歯をけずるために何でもかじります。
棲みついたネズミは、壁と壁の隙間や屋根裏を移動していますが、そこには多くの配線が通っています。
配線を伝ってブレーカーボックスから部屋に侵入することもあります。
ネズミは、そばにある配線やプラスチックなど咬みやすいものがあれば配線や電気コード・ケーブルをかじることもあります。
火災になるのは大げさと思う方もいますが、ホコリや雨漏りなどの原因が重なり、かじられたコードに触れたことで、電化製品など機械の異常や故障が起きたり、様々な状況が重なって漏電火災が起こることもあり得ます。
ネズミをうまく捕まえる方法は?
ネズミの駆除では、捕獲する方法と追い出す方法の2つがあります。
捕獲する場合にはネズミ捕り用の罠となる「粘着シート」を仕掛けて捕獲すると、死骸も残らず回収しやすいメリットがあります。
毒エサはすぐに効果が出る訳ではないので見えない場所に死骸を残してしまう恐れがあり、捕獲器では生きたネズミの殺処分が必要になります。
そのため初心者でも簡単に設置でき、衛生的でもある粘着シートでの捕獲がおすすめです。
粘着シートの設置方法
粘着シートは主に屋根裏・天井裏に設置します。
点検口から覗ける範囲に設置し、ネズミの好物でもある米やパンを罠に掛かるよう設置してみましょう。
警戒心の強いネズミはすぐに近づくことはしません。
他への移動(餌の調達するための通路)がわかっていれば、その場所を塞いで、仕掛けた場所へおびき寄せましょう。
外の隙間から侵入しているとわかったら、浸入経路を塞ぐ前に粘着シートを仕掛けて捕獲を狙います。
粘着シートを設置するだけの作業でも被害の状況や建物の構造によってなかなか捕まらないといった声も聞かれます。
個人では完全な捕獲駆除が困難な場合もあるので、しっかり効果を得るために専門の業者に依頼する方が安心・安全・スピーディーでしょう。
冬眠しないネズミ被害を早く退治したいならプロに相談しよう
冬のネズミ駆除は夏に比べると動きも鈍い傾向があり、腐敗も進みにくいので暖かい時期より悪臭や汚染被害が軽減されるので、冬のネズミ対策には効率的ではあります。しかし、たとえ他の季節と比べて駆除しやすいとは言え被害の状況によって駆除に手間が掛かる場合もあります。
暗くて狭い屋根裏や床下の調査や駆除は、一般の方が行うのは大変な作業でありケガをする危険があります。
警戒心が強く、賢いネズミがなかなか罠に掛からず、自分での対策が難しいといった声も聞かれます。
確実に駆除したい場合は、専門の駆除業者に依頼することをおすすめします。
プロにまかせると見たくない死骸処理やフン清掃、再発防止対策として侵入口を塞ぐ施工やアフターケアを行ってくれます。
一日でも早く退治して安して暮らせるよう是非プロに力を借りてみてはいかがでしょう。
まとめ
屋根裏などに住み着くクマネズミ!
家に住み着くネズミにはクマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種がいる。
都市部の住宅や店舗でもクマネズミによる被害が発生し、警戒心が強く捕まえるのが難しいタイプ。
イエネズミは冬眠しない!
身近に潜むイエネズミは冬眠せずに家に住み着き、一年中暖かい環境で暮らす。
冬のネズミ駆除は効率的!
ネズミの活動が鈍くなり腐敗が進みにくいうちに駆除!
この時期に駆除して春の繁殖を防ぐ。
火災に繋がる危険が高まる!
ねずみがケーブル配線などをかじって漏電する危険が高まる。
乾燥した季節は火災が起こりやすい。
ネズミ駆除はプロに相談依頼してみよう!
長く住み着いたネズミは家の環境にも慣れ、数が多かったり施工に時間が掛かることもあります。
だからといっていつまでも放置する訳にいきません。家屋や健康を守るために早い段階でプロに相談してみてはいかがでしょう。
ネズミ駆除|千葉・東京・茨城の害獣駆除・防除・対策専門のQujolia(クジョリア)