屋根裏に住み着く野生動物の駆除について|

0800-919-6866年中無休 9:00-18:00

お役立ちコラム

コラム

屋根裏に住み着く野生動物の駆除について

屋根裏や天井裏、壁の中、床下から不気味な音が聞こえたら何らかの動物が侵入して住み着いている可能性があります。

家に住み着く動物のほとんどは小型~中型の動物。

地域によって発生している動物の情報を得ながら、いったいどんな動物が住み着くのか動物の種類と特徴をご紹介します。

野生動物による被害と駆除方法をまとめてご説明します。

どんな動物が屋根裏に住み着く?

一軒家、民家など住宅の屋根裏には、いつの間にか動物が侵入して住み着いてしまうことがあります。

ねぐらや子育てするために侵入されるようになると様々なトラブルの原因になっていきます。

ネズミ

住宅に住み着く動物として代表的なのがネズミです。東京都心でも多くの住宅・戸建て・アパート・マンション・ビル・倉庫・飲食店・各店舗などで発生しています。

一般的に多く見られるのがクマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類のネズミで、イエネズミと呼ばれるほど人の住む家に住み着く傾向があります。特にネズミは屋根裏、天井裏、壁の中を移動するので、深夜にカサカサ、カリカリ、コトコト音がしたらネズミの可能性が高いでしょう。

 

3種のネズミの中でもクマネズミの発生率が非常に高く、被害に遭われている建物のほとんどはクマネズミによるものが多いです。

 

小さな身体を武器に、わずか2~3センチメートルの隙間から侵入するネズミは移動の際に糞(フン)を落としていく。

 

ネズミの種類によって好む場所は異なる傾向があり、住宅で被害が出やすい場所は、屋根裏など乾燥した場所を好むクマネズミ、台所やゴミ捨て場など湿度の多い場合を好むドブネズミ、自然環境に近い場所を好むハツカネズミも台所や納屋・物置小屋などを好みます。

 

一度家の中に入られると建物の壁と壁を通って屋根裏や部屋の中に侵入し、食べ物を狙ってやってきたり壁や衣類などもかじってボロボロにします。

換気口や排気口、配管、壁の隙間や穴などから侵入するとても厄介な動物なので業者に依頼して駆除することをおすすめします。

何でもかじるネズミは、騒音被害や建物の破損、電気配線やガス管などの破損によって漏電や火災が起こる恐れもあるので早期対策が重要です。

 

ハクビシン

ハクビシンは日本全国に生息する雑食性の動物。

大きさは50㎝ほどでネコよりもやや大きく細長い体型です。灰色と茶色が混ざった体色で鼻筋は白い線が特徴です。まん丸な目は一見可愛らしい印象があります。

 

山間部などに生息していることが多く、田畑の作物を食い荒らしたり民家に侵入して住み着きます。

都市部でも発生することが増え、姿や電信柱を綱渡りする様子が目撃されています。

住宅の庭木の果実などを食べる他、雑食なので野菜や昆虫、ネズミなども捕食します。

 

夜行性なので深夜に活動することが多く、ジャンプ力や綱渡りも上手な運動神経の良いので木から屋根へ飛び移ることもできます。

果実が好物でカキの木や田畑のトウモロコシ、スイカなどを食い荒らしたりもします。

 

ハクビシンはカラスなどの外敵から身を守るためや餌場の近くにねぐらを作るために屋根裏に侵入して住み着き、子育てをします。ネズミよりも体が大きいため、屋根裏で走り回る音もドカドカ、ガタガタとかなり大きめな音が聞こえます。

 

臆病な性格で攻撃性は低いものの、威嚇のために攻撃して被害は屋根裏から聞こえる騒音被害が起こり、屋根裏にため糞をすることで強烈な悪臭や尿によって天井にシミができ、木材の腐食や病原菌の増加、室内にまでダニや寄生虫が発生し、健康被害を起こすことがあります。

 

イタチ

イタチは日本全国でも生息しており、本来は平地で生息する動物。近年では住宅街に出没して、ペットフードや生ゴミ、農産物を食い荒らす食害を起こす動物として注意が呼び掛けられています。イタチは一見フェレットにも似ていますが、実は獰猛で攻撃性があり危険な一面を持っています。肉食なので、ネズミなどの小動物を捕食します。

住宅で飼われているペットを襲うこともあるため、発生時は注意が必要です。

イタチはスリムな体型で、建物の隙間から侵入してくることがあります。肛門付近の臭腺から悪臭を放つ動物としても知られ、基本的に夜行性ですが、日中に活動する個体もいます。

 

アライグマ

体長約50㎝ほどの中型動物で長いしっぽが特徴的です。

動物園でも愛らしい姿で人気のアライグマですが、自然界で生息するアライグマには特定外来生物として無許可での飼育や譲渡、販売は禁止されています。

 

アライグマは屋根裏などに住み着いて糞尿による悪臭や病原菌の媒介、寄生虫の媒介被害をもたらす動物でもあります。

生ゴミや家畜、ペットを襲ったり、威嚇のために人間にも引っかいたり咬みつく恐れがあります。

 

タヌキ

タヌキも古くから農家や民家に発生して作物を荒らしたり、民家の屋根裏に侵入して棲み着き、糞害をもたらします。

タヌキは都内の住宅街などでも見かけることが増えています。様々な感染症や病原菌を保有している恐れがあり、素手で触ったりすると咬みつきたり引っ搔かれる恐れもあります。

餌やり・餌付けをしないで

エサやねぐらを求めて住宅の建物に現れる動物に、人がエサを与えてしまうと繰り返し現れるようになります。田畑のないエリアでも餌があることで居着くようになり、やがて繁殖していく恐れがあります。野生動物本来の生態系を守るためにも珍しい野生動物見たさに餌付けをするなどの行為は避けましょう。

餌があり安心できる場所と認識すると屋根裏に住み着いていく恐れがあるので家の周りに餌となるものは置かないようにしましょう。

 

野生動物を捕獲したり殺傷行為は原則禁止

鳥獣保護管理法によって野生動物を直接傷つけたり許可なく捕まえるなどの捕獲・飼育・殺傷などは原則禁止です。(ネズミを除く)

建物に住み着くハクビシン・イタチ・タヌキ・アライグマなどの中型動物を許可なく勝手に捕まえたり傷つけてはいけないという法律があります。

 

これは日本に生息するハトやカラスなどの鳥も同様。捕獲等を行う場合、都道府県知事の許可を得なければ法律違反になります。

捕獲をやむを得ない場合には捕獲許可の申請手続きを行い、狩猟免許等が必要になるため各自治体に問合せてみてください。

 

ネズミに関しては、被害の影響が大きいので法律や条例の制限に含まれていないため個人で罠を仕掛けてネズミ捕獲駆除は可能です。

 

ハクビシンなどの野生動物が屋根裏などに侵入された場合、直接傷つけたりせずに追い出し、再び侵入できないよう侵入口を塞ぐ施工が行われ、捕獲申請不要方法の追い出し駆除がメインになります。

 

詳しくは以下にてご紹介していきます。

屋根裏に侵入した害獣の残された糞害やダニ現場写真

住み着いた野生動物を追い出す駆除方法

侵入口をみつける

まずは、床下・屋根裏などから何か物音がしたら、侵入口を見つけ浸入経路を辿ってみましょう。

その際、野生動物が身を伏せている場合があるため、そっと覗くように調査してみましょう。

 

暗く狭い空間は良く見えないこともあるので懐中電灯を照らすと暗闇から光った目がみえることもあります。

基本的に人間に慣れていない臆病な野生動物に近づいて刺激すれば威嚇行動のために襲ってくる恐れもあるので細心の注意を払って無理のない範囲で行ってください。

 

床下や屋根裏はキッチンやお風呂場などの床下点検口・屋根裏点検口から進入します。

狭くて暗い空間に進入するのは慣れていないと非常に困難です。

明らかに鳴き声や獣臭、物音がしていれば何かしらの動物の侵入が疑われます。その時点で業者に相談してみましょう。

 

主な侵入口はこんな場所

・屋根と壁の隙間

・床下の通気口

・劣化によってできた隙間や穴

 

頭が入れるくらいの大きさなら中型動物は身体をくぐり抜けて侵入します。

※屋根に登る作業は落下などのケガをする恐れがあるので、業者に依頼をご検討ください。

 

追い出し

野生動物を追い出すには、トウガラシ成分を使った忌避剤・天敵オオカミの尿等を利用して動物の嫌がる臭いを放つ忌避剤や燻煙剤を焚いて追い出す方法もあります。

 

空間内用なので隅々までに嫌がるニオイが充満して自ら外へ出て行く作戦です。その他、忌避スプレーや大きな音を出して追い出します。

 

侵入口封鎖

屋根裏や床下に確実にいなくなったことを確認しましょう。

侵入口を完全に塞ぐ前に害獣が残っていないか必ず確認しましょう。

 

もしも害獣が残っているにも関わらず出入口を塞いでしまったら閉じ込めてしまう状態になり、死骸が残ってしまうとダニやウジなどの寄生虫・悪臭・木材の腐食が生じてしまうため、取り残されたこどもがいないか必ず確認をする必要があります。

 

ただ追い出すだけでは再び戻ってくる恐れがあるため屋根裏や床下内部に確実にいないことを確認したら速やかに侵入口をパンチングメタルや金網ネット・板などでしっかりと塞ぎましょう。

 

作業は慣れていないと難しいのでしっかり再発防止をしたい方は業者に依頼することをおすすめします。

 

フン清掃

害獣の種類によっては同じ場所で糞尿(ため糞)をするため、多くの糞尿をされている恐れがあります。

 

カビや悪臭・煤やホコリも多い屋根裏に入る際は、懐中電灯・マスク・手袋・ほうき・ちりとり・汚れても良い服装・ゴミ袋等、様々な準備と掃除道具が必要です。

 

ダニや雑菌処理

野生動物がねぐらにしていた場所は、多くの雑菌やダニなどが発生している恐れがあるので防ダニ・殺菌消毒なども行いましょう。

ダニは壁を伝って室内など広範囲に広がる恐れがあります。害獣被害からダニ被害へと二次被害を招き健康被害に繋がる恐れもあるのでダニ処理もしましょう。

駆除作業は大変と感じたら・・・

追い出しからその後の対策までの流れをご紹介しましたが、すべての作業を自分でするのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

 

繰り返される害獣被害にお困りの方、早期解決を求める方のために活動する駆除業者に依頼してみてはいかがでしょう。

追い出し・再発防止施工・フン清掃・殺菌処理等の駆除の流れをすべて行ってくれる業者が迅速に対応してくれます。

 

作業費用は、建物の構造や被害の状況によって異なるので、きちんと現地調査と無料見積りで費用金額を確認してもらうと良いでしょう。

まとめ

害獣被害は日本各地で発生していますが、近くで出没しているなどの情報がある際は家のまわりのお手入れをして茂みの少ない環境にしたり、餌となる食べ物を置いとかないにして警戒しましょう。屋根裏から物音がしたら害獣の侵入を疑い、早期対策で被害を最小限に抑えましょう。

害獣駆除ならクジョリアへ

このページのトップに戻る