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家の中の木屑(木くず)の原因は木材害虫キクイムシやシロアリかも?
家の中の玄関・窓際・窓枠・柱・巾木・家具などに小さな穴や木屑(木くず)・木材のカス・粉状のものが落ちていることはありませんか?
何か作業したりネジ穴をいじった訳でもなく多くの割と多くの木屑(木くず)が落ちていたら、それはもしかしたらシロアリによるものかもしれません。
場合によっては他の害虫である可能性もあるので木屑(木くず)だけを見て一概にシロアリの被害だとは言い切れませんが
その謎の木屑(木くず)はシロアリ以外の家の中で発生する木材を食べる害虫によるものである可能性もあります。
もしもシロアリによるものであれば、壁の中にある建物の基礎柱や家を支える木材がボロボロにされている恐れがあります。
きな粉のような細かい粉状は、家具やフローリングなどを蝕む木材害虫のキクイムシの可能性があるので、しっかり調査して原因を追及しましょう。
今回のコラムでは、家の中に落ちている木の粉・木屑(木くず)について考えられる原因とキクイムシとシロアリ対策についてご紹介していきます。
目次
家の木材を食害する害虫
知らぬ間に家の柱や壁の隙間・家具やフローリング・巾木などに木くずが溜まっていたら木材害虫である可能性があります。
家の中の基礎となる柱や巾木などに細かい木屑が落ちていたらこんな害虫かもしれません。
木材害虫「キクイムシ」
キクイムシはラワン材やケヤキ、ナラなどを中心に広葉樹からできる木材を利用した住宅の家具や床材を食べる害虫です。
その他、カシ、タケ、キリ等も被害が見られ基本的には森林の樹木を食害します。
住宅の柱や天井、タンスや本棚、フローリング等にも害を与え、小さな穴やきな粉のような細かい木屑を見つけたらキクイムシが隠れている可能性があります。
キクイムシについて詳しく知ろう
キクイムシは木材の中で卵を産み、幼虫から蛹の時期を木材の中で過ごし成虫になると表面に出てきます。
成虫は細長い甲虫で、体色は赤褐色・茶褐色・黄褐色・黒褐色と多様で幼虫期の栄養源(木材の種類)によって異なります。
大きさは平均3mm~4mm ほど。
1年に1世代で卵~幼虫~蛹~成虫の段階で成長します。
寿命は温度や栄養条件によって変動し、3カ月で成虫になったり2年以上要することもあり、成虫になって穴から脱出すると10日前後で死んでしまいます。
この時に成虫が外へ出る際、きな粉状の細かい木屑(木くず)を散乱させます。
成虫の発生時期は、春から夏にかけてが一般的でピークは6月の梅雨時期頃。
暖房設備の整った環境では一年中活動することができます。
被害は木材の中で進行していくので外観では分かりにくいのが難点でもあります。
幼虫を見つけることよりもチェックすべきはここ!
・きな粉状の木屑を散乱してる
・画鋲を刺したような小さな穴がいくつもある
・何度掃除をしてもきな粉のような木の粉がある
一般的に家屋に発生するキクイムシはヒラタキクイムシ科を指すことが多く、主な種類はヒラタキクイムシである可能性があります。
キクイムシは刺したり吸血などはしないので、人体に対する影響はありません。
しかし大切な家の家具や床材が知らない間にボロボロになっていた!という悲劇が起こらないためにも、いくつもの小さな穴や粉状の木屑(木くず)がある場合、キクイムシ被害が他にも出ていないかチェックしながら害虫を防ぐための対策をしっかりやることが大切です。
木材害虫「シロアリ(白蟻)」
シロアリ(白蟻)は土中から住宅の基礎となる柱や木材に巣を作りながら食害していく代表的な木材害虫です。
女王蜂の毎日の産卵と共に職アリが建物の木材をエサにして蝕んでいきます。
羽アリの群飛時期の春頃は、建物に飛来してくると翅を落とし木材に巣(コロニー)を形成し、やがて職アリが建物を食べ進んでいく恐ろしい害虫です。
※写真は実際にシロアリ被害に遭った空き家での写真。建物の劣化と共に床下から巾木部分まで腐食。
シロアリ(白蟻)について詳しく知ろう
日本の家屋を食害するシロアリ(白蟻)にはヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカンカンザイシロアリの3種類がいます。
関東地区で最も多いのがヤマトシロアリとイエシロアリの2種類。それぞれに特徴があり、むしばんでいく速度から被害状況も異なります。
被害が広がっていくと建物全体の柱などの木材をボロボロにしていき、家の中で木屑(木くず)が落ちていたり、畳や壁からシロアリそのものを見かけることもあります。
シロアリ被害の痕跡をチェックしたら早めの対策をしよう
では、日本の家屋で被害が多いシロアリ(白蟻)の被害が起きている痕跡となる木屑(木くず)についてご紹介していきます。
木材を食べることで木屑が発生する
建物全体に繋がっている柱を食べてしまうシロアリ(白蟻)は見えない床下だけでなく移動範囲を広げて時には家の中にまで現れます。
その痕跡となるのが家の中のお部屋に落ちている「木屑(木くず)」です。
木材を食い荒らしボロボロにするため、木屑(木くず)が多く出てくることもあります。
家の中の木部や畳などからシロアリが出てきたり、木材を食べた時に出る木屑(木くず)が周辺に落ちていたらシロアリを疑いましょう。
キクイムシは粉状ですが、壁を叩いた時に空洞音や壁や床下・柱・外壁部分・床などがボロボロになっていたり、木屑(木くず)や糞(フン)がある場合はシロアリによるものの可能性が高いでしょう。
シロアリを見つけ出すポイント
〇壁や柱を叩くと空洞音がする
〇木部に穴やスカスカになっている
〇床に木屑や糞が落ちている
〇羽アリが飛来してきた
〇蟻道がある
〇湿気やカビが多くなった
シロアリ被害が出やすい場所
是非チェックしてみましょう。
〇壁や窓際にある柱
〇脱衣所・洗面所・お風呂場・トイレなどの水場
〇玄関まわり・そで壁・柱建て
〇フローリング・畳の床下
〇庭の木製の杭(くい)・切り株・木の根
〇放置された木材・縁側の柱
これらにある木屑はシロアリが食べてボロボロにしたものである可能性があります。
キクイムシやシロアリ被害に困ったらしっかり駆除が大事
木材害虫のキクイムシやシロアリは、人体にさほど大きな影響を与える訳ではありませんが、木材を食べ進んでいく害虫であることを忘れてはいけません。
放置したままでは被害が広範囲に広がってしまう恐れがあります。それがシロアリによるものであれば一大事!しっかり駆除して対策しましょう。
一般的にシロアリは地中のどこにでも生息しているため、条件が揃えば大切なお家がシロアリに狙われてしまいます。
キクイムシの駆除方法
キクイムシの成虫を駆除するには、殺虫剤による駆除で退治できるのでさほど難しくはありません。しかし、幼虫は木材内部に潜んでいるため薬剤を注入する場合、徹底的に駆除するのが難しくなることもあります。
そのため、定期的に木材の穴から薬剤を注入して駆除する方法や、穴を塞ぐなどの対策が必要。
市販の専用薬剤を使用する他、専門の害虫駆除業者に依頼するとより効果的でしょう。
シロアリの駆除方法
専門の駆除業者では、一般的に薬剤散布・土壌処理・木部処理・上回り処理を行います。
上記のように木材が食害されると室内にまで被害が広がる場合があります。家の中にまで発生したら、既に床下や他の箇所にも被害が広がっている可能性が非常に高いでしょう。
このような場合、一時的にシロアリを殺虫スプレーなど吹きかけて一時的に駆除できても根本的な駆除まではいきません・・・。
見えない木材内部には多くのシロアリが潜んでいます。
基礎部分となる床下や柱をしっかり守るために、専門的な方法で薬剤処理で徹底的に駆除しなければなりません。
大切なのは一時的処理ではなく徹底的に駆除して
「シロアリから家を守ること!」
DIYを楽しむ方も増え、コストを抑えるために自分で市販の薬剤を購入して駆除できる方法もあります。
しかし被害の状況や施工方法で、薬剤が木部内部まで行き届いていない場合もあります。更には狭くて暗い床下での作業は慣れていないと難しいでしょう。
駆除を迷っている間も
シロアリは着々とお家を
食害し続けていきます!
早期対策で一日でも早く安心した暮らしが送れるよう徹底的に駆除することが重要です。
事前に防除するなどの対策や早期発見できるよう無料相談・無料見積もりで対応している専門業者に依頼して一度調査してもらいましょう。
シロアリ被害をそのまま放置は危険
床下から壁、建物全体にまで被害が広がっていくシロアリを長い間、気が付かずに放置していると建物の耐震性に大きな影響をもたらします。
耐震性が悪くなると家の寿命の低下、家が傾く他、床が軋む、湿気、カビ臭など私生活にも様々な影響が出てきます。
大きな地震が起きた際には最悪の場合、建物が倒壊する恐れが高まるので業者にしっかり調査をしてもらうことをおすすめします。
まとめ
家の中に発生する木材害虫、キクイムシやシロアリによる被害についてご紹介させて頂きました。
時には木屑(木くず)が落ちていることで被害に気づくこともあります。そして被害が進んでいくと自分での駆除も難しいもの・・・。
春から様々な害虫が家の中や庭先で発生します。お家を守るために被害の原因や何の害虫の仕業なのかしっかり調査して対策することが大切です。
シロアリ被害は、建物をむばんでいく被害状況によって駆除する費用やリホームなど高額な費用が掛かってしまうこともあるため早めの対策で住まいを守りましょう。
些細なことから害虫被害に気付くことがあります。
被害に困っている方は無料で相談できる業者に問合せてみてはいかがでしょう。
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