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猛烈にかゆい!チャドクガ「毛虫皮膚炎」
毛虫による皮膚トラブルは、毛虫の活動が始まると同時に毎年増えています。
4月頃から発生しはじめる毛虫は、成長すると共に続々と数が増して6~9月頃には大発生します。
湿気の多い梅雨時期になるとよく見かけるようになるのはチャドクガという毒のある毛虫。
梅雨が明けた8~9月にも異常発生するため、人への被害多くなるので注意が必要です。
今回は、毛虫に刺される原因や毛虫皮膚炎の症状と刺された時の処置方法についてご紹介します。
最後に、これからの時期に役立つ毛虫駆除や毛虫予防についてもわかりやすく情報をお届けしますので是非、最後までお読みください。
目次
これって毛虫?毛虫皮膚炎の症状
まずは毛虫に刺された時の症状からみていきましょう。もしかしたらその症状は毛虫によるものかもしれません。
・腕や胸、背中や足など体が痒い
・赤いポツポツ
・赤いブツブツ
・チクチク・ビリビリした痛み
・激しいかゆみが起こる
4~10月頃にかけて皮膚にこのような症状が出たら毛虫皮膚炎を疑ってみましょう。
「毛虫も見てないし触った覚えもないのに?」と思いになる方も、知らない間に衣服に付いた毒針毛が皮膚に刺さることでかゆみなどを引き落とします。
公園やツバキなどの植物がある場所に行った覚えがある方は、恐らくそこで毛虫の毒針毛に接触した可能性があります。
毒のある毛虫とは?
毛虫にはドクガ類、イラガ類、カレハガ類といった種類があり、刺された時の症状はそれぞれに特徴があります。
なかでもご家庭のお庭や公園、街路樹などでよく目にするチャドクガは毒毛虫のなかで代表的な存在です。
庭木や生い茂った植物などに発生するチャドクガは毛虫皮膚炎の原因となる毒蛾として代表的で、卵から蛹(さなぎ)成虫になった蛾にも毒針毛があることが知られています。
幼虫期のチャドクガはツバキ・サザンカ・お茶の木に大量発生しその葉をすべて食べつくほど食欲旺盛。
大量発生しやすいチャドクガによる被害は毎年多く発生しています。
人を刺す毒のある毛虫として知られ、その見た目の気持ちの悪さから精神的ストレスや不快な思いに悩む方も多くいらっしゃいます。
毛虫皮膚炎を起こしやすい時期
毛虫の発生に伴い、皮膚炎を起こす方が増えています。毛虫は種類や環境によって発生時期にズレがあるものの4~10月頃は注意が必要です。
孵化するタイミングは5~6月と8~10月頃の年に2回。チャドクガは産卵も年に2回することになります。
こんな時期は特に注意!
チャドクガ発生時期
・春が過ぎた頃から梅雨の時期
・8~10月頃の夏が過ぎた頃
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チャドクガは、山や山林よりも都市部の公園や庭木で発生することが多いので、発生時期にお庭のお手入れ・ガーデニング・バーベキュー等を楽しむ時は要注意です。
庭先で遊ぶ子供などへの被害も同時に増えています。毛虫を見つけたら近寄らずにその場から離れ刺されないようにしましょう。
大量発生している恐れもあるので、露出を避けた服装で毛虫を確認したら速やかに駆除の準備をおすすめします。
毛虫に触れなくても皮膚炎を起こす
直接毛虫に触れると皮膚炎を起こしやすいのはもちろんですが、毛虫に触れていなくても皮膚炎を起こすことがあります。
蛾になる前の幼虫期である毛虫や成虫の蛾とその死骸にも毒針毛があります。
その毒針毛は小さな棘とも言われ風に舞うほど細かなものです。
毛虫皮膚炎になる場面は・・・
・毛虫に触れていなくても衣類に付着
・洗濯物に付いた毒針毛が皮膚に刺さる
・庭木でのお手入れの際に被害に遭いやすい
・皮膚に刺さると皮膚炎を起こす
・ツバキやサザンカなど毛虫が付きやす植物の近くは危険
・死骸でも毒針毛が飛散する
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小さなお子様から大人まで「毛虫に触った覚えはないのに・・・」という方も飛散した毒針毛によって被害に遭う方が多いので、毛虫を見つけても露出した服装で近づかないようにしましょう。
毛虫がいそうな場所には近寄らず、駆除する場合も事前の準備をしてください。
長袖・長ズボンゴム手袋・帽子などを着用して首周りにはタオルを巻いて肌の露出を避けましょう。
チャドクガに刺された時の症状
チャドクガの体には約50万本もの微細な毒針毛があります。刺された時の症状は、はじめはすぐに痛みやかゆみなどはほとんどありません。
当然、あの凶暴なスズメバチに刺されたときのようにすぐに痛みやかゆみは感じません。
チャドクガに刺されると、後からヒリヒリとした痛みや激しいかゆみが出てきます。そのため、刺されてすぐに気がつかず時間が経ってから症状が現れてきます。
何度も刺されるとアレルギー症状を起こすことがあり、一度刺されたことがある方は、重く症状が出る恐れもあるので特に注意が必要です。
毛虫のなかでもチャドクガの毒性はドクガよりも少し弱いものの、刺されると激しいかゆみが残り2~3週間ほど続くことがあります。
繰り返し複数回刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
アナフィラキシーショックの症状は息切れや動機、冷や汗などかゆみ以外の全身に症状を伴うことがあるので過去に刺されたことがある場合は、自分での駆除を避けて業者に依頼しましょう。
毛虫皮膚炎の応急処置
毛虫に刺されら応急処置をして
ひどい場合には医療機関へ
・患部はこすったり掻かない
・患部にガムテープをあて皮膚から毒針毛を取り除く
・シャワーで洗い流す
・毒針毛を取り除いたら患部を冷やす
・着ていた衣類はすぐに洗濯する
・軽症であれば市販のかゆみ止め外用薬を塗る
・赤みやかゆみが強い場合は、ステロイド外用剤
・皮膚炎が別の患部にも広がったり、症状がひどい場合は早めに皮膚科へ受診する |
自分でできる毛虫の駆除
以下に当てはまる場合は、自分で駆除できる可能性が高いので自分でもできるレベルか見極めましょう。
少ない数であっても判断基準は慎重に行ってください。
毛虫が一部の葉に密集している時期葉に密集している毛虫は葉ごと切り落として処分できます。初期の段階なら毛虫は密集しているので見苦しいと感じる方もいますがまとまって処分できます。
ただ葉の裏に隠れていたり、数本の木に被害が出ている場合もあります。やがて成長すると毛虫が移動範囲を広げて散らばっていくので被害が広がっている場合には自分で剪定する作業だけでは難しいでしょう。
毛虫の数が少ない時期卵や孵化した幼虫が密集している小さいうちであれば葉ごと切り落として最小限に抑えることができ大発生を防ぐことができます。
初期の時期なら比較的自分でも駆除しやすいですが、葉が生い茂っていたり大量発生して範囲が広がっている場合には、自分での駆除は難しくなるので無理せず業者に依頼しましょう。
手が届く背丈ほどの庭木庭木が自分の背丈よりも低いものであれば手が届きやすく毛虫の確認もしやすいので自分で葉の剪定や殺虫剤を使った駆除も簡単です。
しかし背丈よりも高い場合、毛虫の確認・薬剤処理の際、毛虫がボトボト落下してくるので難しさや危険度が高まります。 脚立を使った作業では落下の危険も伴うので、慣れていない場合は業者に依頼しましょう。 |
上記のように、被害の状況によっては自分での駆除が難しい場合もあるので自分で対処できるレベルかどうか見極めながら判断しましょう。
例え1本の庭木でも毛虫が100匹以上の数になることもあります。移動範囲を広げて他の木に移ることもあるため刺される危険は非常に高くなります。
安全に毛虫をしっかり駆除したい方は専門業者に依頼することをおすすめします。
自分で毛虫駆除する準備をしよう
不快感を抱くほどの大量発生を避けるために、事前に対策をすることが大切ですが、既に異常発生した場合の駆除についてみていきましょう。
まずは準備するものからご紹介します。
自分の身を守るための準備
・長袖長ズボン
・ゴム手袋
・マスク
・ゴーグル
・帽子
・タオル
・長靴
肌の露出を避けた服装で作業しましょう。 衣類の隙間から毛虫が入らないようズボンや靴に隙間を作らないようにする。 衣類に毒針毛が付いている可能性があるので着脱の際も注意。 着脱後は、別の物と分けて洗濯する。 |
毛虫を駆除するための準備
・薬剤・殺虫剤の用意
・毒針毛固着剤
・大きめのビニール袋
・割りばし・ピンセット
・剪定ハサミ
薬剤・殺虫剤では作物によって使用できないものもあります。 適用外の作物に殺虫剤を使用してしまうと薬害が発生する可能性があるので、殺虫剤を選ぶ時は作物に適用している殺虫剤を選びましょう。
薬剤はスプレータイプが扱いやすい殺虫剤は、スプレータイプの他、乳剤、水和剤のように水で薄めるものがあります。
即効性が期待されますが、散布する場合には散布用の工具が必要であったり慣れていないと扱いも難しいでしょう。 薬剤の取り扱いに慣れていない場合でも簡単に使用できるスプレータイプを選ぶと良いでしょう。
但し、スプレーだと噴射した勢いで毛虫や毒針毛が飛散する恐れもあります。固着剤で毛虫の動きを止めて毒針毛が飛散しないタイプを選びましょう。 |
毛虫の駆除は専門業者が安心
毒のある毛虫には、チャドクガ、ドクガ、イラガ、マイマイガ、アメリカシロヒトリなどの種類がいます。
放置すれば被害が広範囲に及び、刺される被害や近隣へのトラブルにも繋がってしまう恐れもあります。
被害が敷地内だけで済まなくなる前に早めに駆除して近隣への被害を防ぎましょう。
そんな毛虫退治に困ったら、きちんと駆除して死骸処理まで行ってくれる心強い駆除屋さんに頼ってみてはいかがでしょう。
お住まいの安全性や近隣への配慮を行い、業者に依頼すれば毛虫が苦手な方でも見なくて済むので安心です。
一度駆除することができても、半年後や来年に再び発生させないために毛虫を寄せ付けない予防方法や良きアドバイスも頂けるでしょう。
毛虫を寄せつけない予防方法
毛虫が出る前に事前に対策することで嫌~な毛虫の大量発生・異常発生を防ぐことができます。
4月頃から10月頃にかけて発生するので、発生する前に予防しましょう。
庭木を定期的に剪定する葉が生い茂っていると毛虫に気づきにくいので、定期的に庭木の様子をみながら剪定して庭木のお手入れをしましょう。 毛虫予防に薬剤や木酢液を散布する事前に毛虫が寄り付かない対策として薬剤や木酢液を散布しましょう。 雨や時間が経つと効果が弱まるので2~3週間に一度のペースで行いましょう。 卵のうちに駆除する葉の裏に小さな卵が付いていないかチェックして卵のうちに葉ごと切り落として処分しましょう。 卵の駆除も素手で触らないようゴム手袋を着用して行いましょう。
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まとめ
今回は、チャドクガによる毛虫皮膚炎についてご紹介しました。
毛虫皮膚炎は、小さなお子様から大人まで幅広い年齢層の方々に毎年発生しています。
それほどまでに油断してしまう気が付きにくい毛虫の発生。毒針毛による危険性を知って頂けたかと思います。
もしもお住まいの庭木に毛虫を見つけたら早めの対策で予防や駆除をして大量発生を防ぎましょう。
自分での駆除が難しい場合には、速やかに業者に依頼すると安心・安全です。一日でも早く安心した暮らしを送れるように是非、業者に依頼してみてはいかがでしょう。
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